I’s Blog

伊藤久志@アイズサポートのブログです。

LaQ

2021-06-12 19:09:16 | Weblog
皆大好きLaQですが、いかんせん立体図面がわかりにくくて適応できる子が限定されてきます。
そんな時は、まずは平面版のLaQから始めます。
LaQって図面と実物が同じ大きさなので、図面に合わせながらできるので、やりやすいです。
長い目で見れば余暇にもなるし、
これができることで保育園で他児たちと場と活動を共有することにつながります。

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テレヘルス

2021-05-05 10:32:23 | Weblog
テレヘルス(telehealth)というのは直訳すると「遠隔支援」です。
昨年から特に遠隔支援に注目が集まっています。発達支援の世界でも、もれなくその動向があります。

発達支援の世界だと、行動コンサルテーションに遠隔支援で実施すること(behavioral teleconsultation)、オンラインで実施する研修、などにおいて進展してきています。

このような動向があるからと言って、対面vs遠隔の枠組みに入るのはナンセンスだと思います。
将来的には、たぶん対面と遠隔を併用して療育を進めていくことが現実的なのかなと。
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ヘルスプロモーション

2021-04-28 18:59:32 | Weblog
以前、散髪の記事を書きました。
その後時は流れ、新型コロナの影響でヘルスプロモーションは、さらに注目されるようになりました。
特に、マスクを如何に装着できるようになるか?という命題を中心に研究が進展しています。
さっそくマスク装着論文が出てきています。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/jaba.802
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/jaba.829

嫌がることを実行してもらうために、嫌悪性を極力最小限にして取り組む手続きの模索がなされてきています。
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観察

2021-04-18 17:15:01 | Weblog
保護者や支援者として日常生活や実践では口や手が動き続けてタスクベースで物事が進んでることが実は驚くほど多いと思います。
ただ、子どもをアセスメントしたり強化する行動に気付くには、その対象を観察する必要があります。
改めてこの”観察”を日常生活でやってないな~と痛感しております。
手や口を出さずに観察してると、子どもの新たな一面や行動の理由が見えたり、なんだ最終的には何とかなるんだとわかったりする。
自ずと強化するポイントに気付いたりする。

褒めましょう!とか、ABCで見ましょう!の前に、行動を観察しましょう!が何より大切ですね。
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先行事象としての【気圧】

2021-01-25 18:19:29 | Weblog
どうやら問題行動の生起と気圧が関連してるかも?という子と出会いますね。
おそらく気圧の変動によって頭痛が引き起こされ、それが先行事象として機能して問題行動が起きやすくなることが考えられます。
頭痛ーるを使って、本当に気圧と関連があるのかを検証するのも興味深いですね。
アプリもあるようです。


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査読

2021-01-16 18:36:53 | Weblog
今年から自閉症スペクトラム学会の学術誌『自閉症スペクトラム研究』の編集委員に任命いただきました。
実際にすることは、投稿された論文の査読になります。
初めて査読作業を経験することになります。

憧れの先生方の名前の中に自分の名前があると、それだけで緊張します。




【後記(2021年8月13日)】
改めて編集委員に任命されました。今度の期間は4年です。
これまで4か月務めてきましたが、自分自身の勉強になることを痛感しました。
若手研究者や現場社会人が投稿して良かったと思えるような査読ができればと思っています。
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添い寝

2020-12-30 16:54:23 | Weblog
望まれない添い寝(unwanted co-sleeping)は、なにげに多い保護者の方からの主訴であります。
添い寝を苦痛に感じる人と感じない人に分かれると思います。
ちなみに、私は苦痛に感じる方です。



添い寝から独り寝に移行する手続きは、以下の手続きが提案されています。
McLay, L. K., France, K. G., Knight, J., Blampied, N. M., & Hastie, B. (2019). The effectiveness of function‐based interventions to treat sleep problems, including unwanted co‐sleeping, in children with autism. Behavioral Interventions, 34(1), 30-51.
ステップⅠ ベッドのそばで椅子に座る
ステップⅡ ベッドから1m離れて座る
ステップⅢ ベッドから2-3m離れて座る
ステップⅣ ドアのそばに座る
ステップⅤ 脚だけ見せてドアの外に座る
ステップⅥ 見えないようにドアの外に座る
子どもがベッドから出てきたら、ベッドに戻してステップⅠからやり直し



段階的に移行する視点は大事ですよね。
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屋号のストーリー

2020-11-25 20:06:04 | Weblog
アイズサポート(I's Support)の名前の由来は、「伊藤先生がやる支援だから」と言ってきました。
もちろん、それは本当なのですが、それとは別にこの名前の形態にした理由もあります。

かれこれ20年以上前になりますが、高校を卒業して機械工場に就職した伊藤青年は、毎日油まみれになりながら働いておりました。
油まみれと書くと聞こえはいいですが、働き方が下手な新人は汚れます。同じ作業をしても、ベテランは汚れません。
新人は余計な所作が多いから、汚れる可能性も高くなります。

働き出して数か月たった時、職場の帰宅途中にある自転車屋に目が留まりました。
その自転車屋の雰囲気に魅かれ、自転車をオーダーメイドしました。
その日以来、自転車にはまりました。
その自転車屋の名前は、【I's BICYCLE】でした。
土屋郁夫さんの自転車屋なので、I's BICYCLEだったのですが、このI's(アイズ)という響きがいいな~と思ってました。

工場でやっていた仕事内容は、鉄やすりを使った面取りが多く、綺麗なRを仕上げることに魅力を感じていました。
その断面の美しさは自転車の製造にも通じるものがあり、いつか自転車フレームを作るビルダーになりたいと思うようになりました。

でも、今は全く異なる業界に辿り着きました。自分が思った通りにはいかないものです。
もっと手先が器用で、自分の素朴な思いを一般的な尺度を気にせず言語化できたなら、実現できたかもしれません。

そんな叶わなかった夢ですが、自分の屋号にパクらせてもらいました。

PS. ランドナー好きの人にアイズバイシクルは絶対おすすめです。
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新たな論文が掲載されました。

2020-10-03 09:47:54 | Weblog
この9月に出版された雑誌に、2編の実践報告論文が掲載されました。


伊藤久志 2020 自閉症児の散髪に対する高確率・指示順序手続きの試み 自閉症スペクトラム研究,18(1),31-35.

伊藤久志 2020 自閉症児のトイレットトレーニング:排尿行動における刺激性制御の転移を標的とした保護者支援の事例 自閉症スペクトラム研究,18(1),45-49.

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慣用句

2020-07-28 19:31:39 | Weblog
担当してる子と慣用句を勉強したりするのですが、
まさに今私は尻に火が付いております。

以前から言っていた博士論文。
やっぱり諦めましたなんて言うのが私らしいのですが、
なんとか骨格を作り、しぶとく少しずつ進めています。
この進み具合は、まさに牛歩戦術です。

研究者の仲間入りをすることは、かくも困難なことなのだと感じ、
こんなことなら実践だけやっていれば十分だと匙を投げたくなります。

でも、私にとっては実践と研究を天秤に掛けてどちらかを選択することは、
自分にとっての価値から逃避することになります。

なので、少しずつ少しずつ。

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