とくに新型は見逃せない。
しかし車の方はほとんど注目される新型もコンセプトカーも無いと言っていいだろう。残念なことであるけども、日本メーカー自体が以前ほどTMSに力を入れなくなったという気がする。
そんな中、カワサキだけが一人気を吐いてる。
ワールドプレミアムが3台もある。こうなるとカワサキだけが勘違いしたのか?という心配もしなくもないが、EICMAもあるのにTMSにぶつけてきたのは独り勝ちの結果を得られたと思う。

まずは噂のZX-25R。
遂に250クラスの4気筒が復活だ。噂ではあったが遂に実現した。
生産はエンジンを含めてタイのようだ。以前はエンジンは日本でないとダメみたいな話もあったが、タイの技術が向上したのだろうか?
発売自体は来年秋と遅いのが欠点だが、電子制御もたっぷり、足回りのスペックもかなり充実している。
気になる価格は90万前後とかなりの高価格だ。が、売れるだろうな。他にないオンリーワンだし、カワサキは今勢いあるし、これに続くメーカーがあるとは今は思えない。

続いて過給機モデルの第3弾、Z H2 というネイキッドモデルだ。
H2が過給機シリーズだが、それにZも付けてくるという事でZの最高級機種という位置づけなのだろうか?
パワーは200㏋もあるネイキッドだが、その中身はH2 SXと変わらないようだ。これでH2、H2SX、ZH2とレーサー、ツアラー、ネイキッドと揃った。
そのデザインはヘッドライトがカウルこそないがカタナのようにフォークとは切り離されてフレームから伸びて固定式となる。
ここは好き嫌いが分かれるポイント化もしれない。今一番売れているZ900RS、その背景を考えると、少なくとも日本では、スタンダードなネイキッドが受ける状態だ。H2というモデルでもあるのでZ900RSにただ過給機を付けただけではダメなのも理解できるが、このデザインは売れる売れないのポイントかもしれない。ただ公式のPVを観ると、そんなに頭デッカチという気もしないので、実物を見ると印象は変わるかも。
価格は190万(予想)と今までのH2シリーズとしては安いが、ZX-14Rが買える価格と思うと高いなあという印象だ。乗り換える対象には現時点ではならないな。