リューブログ

排気量マウント

以前から言われていることだが、バイクの排気量マウントがまた最近話題になっているようだ。

まだ大型免許が教習所で取ることができず、試験所で一発試験だけの時は限定解除がステータスだった。試験自体も難しく、教習所が練習を有料で行っていたり、雑誌では攻略法みたいのが掲載されていた。

おそらくその名残りの面もあるかと思うが、基本的には大型に乗ってマウントを取りたがる人の器量が極めて小さいという事になると思う。
もちろんそれは当の本人以外はわかっているのだが、客観的に見て大型バイクは良いのだろうか?

個人的には「大型バイクは良い」と言える。
おいおい、いきなりマウントかよ~と言われそうだが、良い物は良いのだ。

私が乗っているのはカワサキのZX-14R。排気量は1400ccだ。正直マウントを取られることなんて無い。(笑)かといってこちらがマウントを取ることは無いけど。

ではその1400ccのバイクは良いバイクかよ?となるが、これが最高に良いバイクだ。

パワーもあるし操縦性もいい、カワサキのフラッグシップの時もあったぐらいで本当に良いバイクだ。買って8年以上経ち63000キロ走ったが、それでも全く飽きない。取り回しが重いのは事実だが、慣れでどうにかなる。立ちごけも今まで2回。どちらも自分一人で起こした。

それがどうした!俺の250ccもええバイクや!と聞こえてきそうだが、それはそうだ。決して悪いバイクではない。あなたが惚れて買ったバイクだ。気に入っているだろう。
しかし、個人的な思い入れはこっちに置いといて、単純に商品、工業製品としてみた場合、やはり価格の高い、コストのかかったバイクが良いバイクなのは間違いないのだ。
ブレーキはダブルディスクでラジアルマウント、サスは倒立、マフラーは純正からチタン、LEDライトだウィンカーだ、最近なら電子制御盛りだくさんだ、スマホとも連携するぜえ!となると、商品力として高いバイクの方が良いバイクであるのは間違いない。さらに高いバイクだからこそ売れる可能性も高い。

ホンダのCBR250RRは2気筒なのに80万以上する高い、非常に高いバイクだが、所詮250だ。スズキのジクサーも同じ250だが、こちらは単気筒で48万円、CBRの半額程度だ。
排気量は同じでも価格差倍と半分だが、装備や性能ではやはりCBRが「良いバイク」となるのはしょうがないだろう。ジクサーが悪いバイクではない。同じコストを掛けられるなら、スズキのことだ、びっくりするぐらいのバイクを作るだろう。
同じことは大型にも言える。やはりコストの掛かり方は段違いと言っていい。

排気量マウントオッサンの言い分もあながち間違いではない。

釣りをするときに道具にどれだけお金をかけるかはいつも論議になるが、シマノのリールにナスキーとステラというリールがある。
ナスキーはエントリーモデルで1万以下で買える。対してステラはフラッグシップで5万を超える。同じリールなのに。
両者の違いはボディの材質や使われているベアリングの数や、ギアそのもの材質、精度等あるが、道具としては同じであり釣れる魚に違いは全くない。
しかし、趣味の道具としては両者のユーザーは相いれないことになる。

バイクも同じだ。
走って目的地に着くという道具であることは全く変わらないし、到着までの時間も変わらない。でも、燃費だったり疲労具合は変わってくる。
趣味であれば、どちらも正解なのだ。

車では排気量よりもそのパフォーマンスや価格の方がマウントを取る要素になるのだが、それは車が実用的な道具やステータスを表すアイテムになっているからだろう。マウント取った取られたなんて、あまり聞かない。
そう考えるとバイクの排気量マウントなんて、なんて単純なんだろうか。

私は大型は良いぞ~とは言ったことが無いが、ZX-14Rは良いぞ~とは言う。実際良いバイクだ。しかし人には勧めないかな。
今の会社に入った時に、バイク乗りばかりでツーリングに行ったのだが、その時は私以外はみんな400ccだった。私がマウントを取ったという意識は無いし、そんな恥ずかしいことはしない。
が、今ではみんな限定解除して大型バイクに乗り換えてる、、、。
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