その中で感じたこと。
「霊能者と事故物件視てきました」東條さち子
アパート経営する作者と霊能者が敢えて事故物件を見て回るいうエッセイ漫画。事故物件だから何かしら死者が関係しているのだが、これがなかなか面白かった。霊能者がどこまで本当かはわからないが、それぞれに何らかの事情があっての事件だとわかるだけでも、事故物件も見方が変わるから不思議だ。
「結婚する予定もないから、好きなように家建てちゃいました。」ひぐちにちほ
姉妹二人で姉は漫画家、妹は喫茶店をするが為に新築を建てるという漫画。古民家風や水屋や薪ストーブ等無理難題を業者に言いながらも、それなりの家が建ってしまうのはすごいな。現在も喫茶店が経営しているかはわからないが、まあ一番危険な業種だな。後日談として小屋を別の場所に建てているので成功はしているのかもしれない。絵は一番下手。
「ぼっち村」市橋俊介
SPA!で連載されたらしいので、そこそこ売れてたのかもしれない。がけっぷちの漫画家が田舎暮らしをし畑を耕し漫画を描くという設定。田舎の閉鎖的な人間関係や慣れない農業、事前環境に振り回されながらもそれなりにやっていけるのはSPA!で連載されていたからかもしれない。一番、漫画的な絵柄。
これらのエッセイ漫画も増えて、今やどのジャンルで描かれていないかを探すのが大変なほどだが、共通しているのは
・作者が初体験のこと
・担当もついてくる
・とにかくリアクションがオーバー過ぎる
・読者を巻き込むパターンも多い
というセオリーが見て取れる。
エッセイ漫画とはいえ、商業誌なので売れなければ意味がないので読者をどれだけ増やすか惹きつけるかが課題だが、手法としては今のテレビと何ら変わりがない。タレントが農業したり、リフォームしたりするのと同じだ。漫画の方が製作はもっと手軽で金はかからない。その分身近な話題が多く、真実味もテレビよりは少し加味される気がする。
これらの作者が現在どうされているのかは、怖くて検索できないが。
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