以前から読んでいた著者の最新。
内容は飲食店を開店するには？という内容と開店に際してのノウハウ的な事、現状の飲食店の本音とか問題点をわかりやすく書いてある、脱サラを目指す人にはいいのかもしれない本だ。
前作二冊も読んでいたので久しぶりの3冊目となる。
飲食店においてランチが儲からないのは周知の事実だが何故に飲み放題は儲かるのか？飲み放題こそ儲からないのでは？と疑問に思うだろう。そこがミソである。またとりあえず生は何故に儲かるか？瓶ビールなとは違うのか？中身は同じでは？ここもミソ。
開店の店舗探しから賃貸契約、居抜きからスケルトン、サイレントオープンから日々の売上計算、トイレの詰まりからゴキブリ対策、閉店の準備と心構え。
実際に店舗やってる人には当たり前でも、知らなかった事ばかりで勉強になり面白く読めた。
で、3冊目だが、今回は今までとは趣向を変え物語り風に素人OLが一念発起しカフェダイニングを開店するまでを書いてる。
が、あまり新鮮味もなく今迄の内容とかぶる内容も多く、また登場人物の台詞まわしもそこはかとなくドラマ調で読んでるこちらが気恥ずかしくなる気がするのは何故だろう？
また画像を見てもらえば、どうだろうか？前作二冊に比べると3冊目の凡庸な表紙のデザイン。どこにでもあるような開業マニュアルの本と全く見分けがつかない。何よりちょっと前に流行った野球部のマネージャー系素人女の子が⚪︎⚪︎やってみました、結果大成功！的な本に近い、まだ表紙にアニメ系女の子の絵が無いだけましだが、しかもその流れに乗り遅れた感じの今に発売するという点で、ちょっと疑問を持たざるを得ない。
前作二冊が廃刊になってしまったのも原因として大きいかもしれない。
内容としては、初めて読む分にはとてもおもしろくお勧めだが前作二冊も合わせて読んで欲しい本ではある。
