
会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro
目次
- パンデミックの本当の不安要素
- 買い占め行為で喧嘩
- なぜ新聞紙はなくならない?
- 混乱・不安・暴動
- 動物とは違う
パンデミックの本当の不安要素
パンデミックとは「感染症の世界的な大流行」の事を指しますが、私が最も心配しているんは心因的パンデミックです。いわゆる「みんなが何かわからないけれど不安になってしまう、結果いつもはしない事が起こる、いつもと違う状況に陥ってしまう」事なのです。
買い占め行為で喧嘩
アメリカでトイレットペーパーカート一杯に乗せ、買い占めた女性に対して他のお客さんからクレームがつき、お客さん同士喧嘩になるという報道を見ました。これこそまさに心因的パンデミックです。「トイレットペーパーが不足する」というのはそもそもデマですし、「マスクを大量生産したら紙が無くなる」という不安も、『マスクは一般的に繊維を重ね合わせた「不織布」から製造、トイレットペーパーは再生紙(パルプ)から作られており、マスクとは関係ない』が正解なのでこれも踊らされているだけ。
なぜ新聞紙はなくならない?
この理屈で言うならば、「なぜ新聞紙はなくならない?」と考えてもおかしくはないはずなのですが、これを考えられない状況になってしまっている(冷静な判断が出来なくなってしまっている)ことが一番の問題ではないかと考えます。『エコだから表面だけではなく、裏紙も使おう』とか、そういう発想は浮かぶのに、「じゃあ、世の中から紙が無くなってしまうのではないか」という発想にはならないのです。混乱ですよね。
混乱・不安・暴動
混乱は不安を煽り、不安は暴動を引き起こしたりします。その最たる末路は戦争であると私は考えているのですが、何をやるにしても不安はつきものです。何でも自信満々に完璧なものなんてできっこないと思います。大切な事は「失敗から何を学んでどう生かすのか」ではないでしょうか。世界恐慌の時、オイルショックの時に人々は学んだはずです。それを再認識すれば「デマなんだ」で終息すると思うのですが、歴史を顧みず異常に速い情報化社会の中で前しか見ようとしないから混乱は起こるのです。
動物とは違う
人間は考える事の出来る生き物です。本能のまま動く事しかできない動物とは違います。世の中の心因的パンデミックを見ていると、目先の情報に踊らされて本能のままに動いている様にしか見えません。大人とか子供とか言う前に同じ人間なのですから、互いにもう少しだけ歩み寄る事で解決できることなんて沢山あると思うのです。文明の利器に踊らされてはいけません。手段と方法を混同してはなりません。本質が何かが見えなくなってしまいますから。
りゅうこころでした。ryukokoro