年の瀬ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。大晦日の日本は、全国的に雪の天気だそうですね。伊那市でも雪が降りました。
今年もコロナ禍で厳しい一年でしたが、来年こそは…
除夜の鐘は常圓寺でも行っておりますので、ぜひいらしてください。それでは、来年もよろしくお願いします。
年の瀬ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。大晦日の日本は、全国的に雪の天気だそうですね。伊那市でも雪が降りました。
今年もコロナ禍で厳しい一年でしたが、来年こそは…
除夜の鐘は常圓寺でも行っておりますので、ぜひいらしてください。それでは、来年もよろしくお願いします。
今月の標語です。年末年始、お歳暮等の贈り物が多い時期に因んでこちらを選びました。
つい先ほど、施しを求めてある方がいらっしゃいました。(どこのどなたかは伺っておりません)
まずは「パンをいただけませんか」ということでしたので、仏様にお供えしてあったお菓子と果物をお分けいたしました。すると続いて、「お金をいただけませんか」とおっしゃったのですが、こちらはお断りさせていただきました。
・お菓子や果物はお寺にあるものを、ある範囲でお分けすることはできますし、そういたします。
・お金は ①副住職としてお寺の財産をお預かりしている ②お金は求めれば際限がない という二点からお断りさせていただいております。
お断り申し上げたことがご不満だったのか「貴方はこちらのご住職か副住職ですか?」と聞かれ、「はい」と答えました。続いて「昔のご住職のご子孫ですか?」「曹洞宗の御開山様のご子孫ですか?」と聞かれたので、「どういうことですか?」と聞き返すと、「貴方にはわからない」と突き放されてしまいました。
真面目にレスポンスすると、
・「昔」「昔の住職」がいったい何時なのか、誰なのかが具体的にわからない。⇒常圓寺は現在28世住職ですが、25世より角田家が住職を受け継がせていただいております。
・「子孫」の定義がわからない。⇒一般世間でいうところの血縁上の子孫であれば、上記の通りですし、子弟としての法系の子孫ということでしたら、常圓寺に限って言えば江戸末期あたりよりつながっております。また、お寺の法系ということでしたら、御開山以来ですので、およそ500余年ということになります。なお、曹洞宗の法系ということであれば…道元禅師、ひいてはお釈迦様につながっていると伝わっております。
・「曹洞宗の御開山様」とは、道元禅師のことを指すのか、それとも常圓寺の御開山様を指すのか、それともそれ以外の和尚様を指すのか。当然ですが、道元禅師や常圓寺の御開山様は血縁上の直系子孫はいらっしゃいません。
ただ突き放したかっただけなのかもしれませんが、「簡単に突き放すと世間から逆に見捨てられてしまいますよ」とおせっかい申し上げたかったのですが、唖然として言葉を発する機会を失ってしまいました。
施して報を願わず
世の中にはいろんな方がいらっしゃるものです。
道元禅師の和歌。『傘松道詠』からの一句です。
10月は月がきれいな時期ですね。日が短くなり、朝晩が寒くなってまいりましたが、四季を感じる感性を大切に生きていきたいものです。
合掌
お盆から一ヶ月、早いもので、もうお彼岸です。日の暮れも早くなり、朝晩が一段と涼しくなってまいりましたね。
常圓寺ではお彼岸は回っておりませんが、祥雲寺ではご希望のご家庭にはご供養に上がらせていただいております。
お彼岸のご供養。信徒のお菓子屋さんよりお土産(合掌)
(他にも、チーズケーキ2個が入っておりましたが、すでに食べてしまいました…)
喫茶店ではコーヒーとともに上記ブドウのタルトをお出しいただきましたが、クリームに負けないぶどうの甘さ、ぶどうを引き立てるクリームのまろやかさ、最高でした。
祥雲寺お茶室「一喜庵」
今年四月より、毎月第四日曜日は祥雲寺にて午後4時より、坐禅会+茶話会を行っております。まずは一人でも良いので継続して実施しようと決意しておりましたが、総代会等と重ねて行うことにより、4~6月は数名の方がご参加してくださいました。先月は「誰も来ないかな…」と思っておりましたら、2名の方が腰掛待合にてお待ちくださってました。静かに坐禅をした後に、お茶とお菓子をお出しし、6時まで話しこんでしまいました。
今月はあいにくの雨。「さすがに今日は一人かな…」と覚悟して臨みましたら、なんと3名の方のご参加がありました!感謝感激です!前回同様、静かに坐禅をしたのちに、お茶とお菓子をお出ししました。
今後、喜ばしいことに人数が更に多くなりましたら、密集を避けるため、本堂にて行うことも検討しようと考えております。お茶室は窓を開け、密閉は可能な限り避ける。また、坐禅は黙にて行うものですので、密接は避けられる。坐禅は呼吸が重要ですので、マスクの有無は参禅者各自にお任せしております。但し、私は坐り方の説明や法話の関係上、喋ることが必要なため、その時はマスクをして行います。
坐禅中および喫菓茶の間は、黙坐黙喫を心がけてマスクも外す。談話中は声量を抑えつつ、マスクをつける。このようにメリハリをしっかりとつけることにより、このコロナ禍においても対策をしっかりと心がけつつ、心に栄養を補充していきたいと思います。
イベントの中止が多いこの二年間、対人コミュニケーションが少なくなってしまいましたが、感染対策をしっかり取りつつ、行じるものはしっかりと行じていきたいと思います。