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ワクチン接種 ―仏事に対する考え方 その2―

2021-08-25 16:30:18 | 日記

本日、新型コロナウィルスの第一回ワクチン接種を受けてまいりました。ワクチンは午前中に接種しましたが、いまのところ副反応は出ておりません。(若干腕が痛いですが、この程度は新型コロナのワクチンに限らず、毎回のことなので。)

 

生活上、様々な地域からいらっしゃる方と接触していかなければなりませんし、またそれを断ることはできません。(というより、断りたくありません。)どのような方でも分け隔てなく受け入れる、それがお寺だと思っております。(もちろん、公私の別はつけますが。)ご供養、お参りにいらっしゃる方々を、出身や住所、地位などで分けずに受け入れたい。コロナ禍になって一年数か月が経ちますが、今までもこのような考え方でご供養を行ってまいりました。時には関東圏や関西圏の喪主様のご葬儀やご法事もお勤めいたしました。「東京の方だから」「大阪から来るから」「県外に住んでるから」という理由でご供養をお断りしたのでは、我々は過去から何を学んだのでしょうか。可能な限りの対策を取っていれば、(精進落としの席はさておき、)法要はお勤めできる。少なくとも常圓寺が執り行った法要の席では、今のところ感染がおきたとは聞いておりません。

 

このように、様々な地域の方と接するので、ワクチン二回目も三週間後に、予定通り速やかに接種したいと思います。重症化を防げる効果があるだけでも、医療関係者の負担減につながるでしょうし、何より自身も生活していく上で気が楽になります。

以前にも書きましたが、可能な限りの対策を取りながら、心に栄養を。


第4日曜日

2021-08-22 21:59:40 | 常圓寺/祥雲寺

祥雲寺お茶室「一喜庵」

今年四月より、毎月第四日曜日は祥雲寺にて午後4時より、坐禅会+茶話会を行っております。まずは一人でも良いので継続して実施しようと決意しておりましたが、総代会等と重ねて行うことにより、4~6月は数名の方がご参加してくださいました。先月は「誰も来ないかな…」と思っておりましたら、2名の方が腰掛待合にてお待ちくださってました。静かに坐禅をした後に、お茶とお菓子をお出しし、6時まで話しこんでしまいました。

今月はあいにくの雨。「さすがに今日は一人かな…」と覚悟して臨みましたら、なんと3名の方のご参加がありました!感謝感激です!前回同様、静かに坐禅をしたのちに、お茶とお菓子をお出ししました。

今後、喜ばしいことに人数が更に多くなりましたら、密集を避けるため、本堂にて行うことも検討しようと考えております。お茶室は窓を開け、密閉は可能な限り避ける。また、坐禅は黙にて行うものですので、密接は避けられる。坐禅は呼吸が重要ですので、マスクの有無は参禅者各自にお任せしております。但し、私は坐り方の説明や法話の関係上、喋ることが必要なため、その時はマスクをして行います。

坐禅中および喫菓茶の間は、黙坐黙喫を心がけてマスクも外す。談話中は声量を抑えつつ、マスクをつける。このようにメリハリをしっかりとつけることにより、このコロナ禍においても対策をしっかりと心がけつつ、心に栄養を補充していきたいと思います。

イベントの中止が多いこの二年間、対人コミュニケーションが少なくなってしまいましたが、感染対策をしっかり取りつつ、行じるものはしっかりと行じていきたいと思います。


お盆が終わりました ―仏事に関する考え方等々―

2021-08-18 11:50:28 | 日記

今年もお盆が終わりました。

どのお寺さんもみんな忙しくなるこの時期。常圓寺は各お檀家さんと「薄く広く」のお付き合いをせざるをえませんので、棚経廻りはお新盆のご家庭で申し込みをいただいた方のみとさせていただいております。それでも、各ご家庭を回るとお施主様やご家族の方がいらっしゃって、ご一緒にご供養していただける。ありがたいことです。

 

一般的に、若いころは仏事に興味がない。しょうがないことだと思います。自らの世界が日々広まっている子供たちや、幸か不幸か今まで何にも理不尽な出来事に遭遇したことのない方は、宗教の必要性がなく、興味もないことはしょうがないことです。

「最近の若い者は…」別に宗教離れが進んでいるとは思いません。但し、学校では宗教の具体的な部分は教育せず、家庭でも核家族化が進み、あるいは「子供に迷惑をかけたくない」という思い込みが強い方が増えた(?)ので、仏事や宗教に触れる機会が減ってしまっているのでは、と思います。(※注記:お子様たちと相互確認の上で行事を簡略化されていくのであれば、それはやむを得ないことと思います。しかし、行事を簡略化されていく方は、その全てが相互確認をされていらっしゃるのでしょうか。伝聞の範囲でも、周囲の事例を見ても、疑問に思わざるを得ません)

この浮世において、理不尽な出来事に全く遭遇しないことはありません。(最大の理不尽は、人は老化していずれは死ぬことです。(無病の人はもしかしたらいるかもしれない!))20代頃まではイケイケでも、徹夜で仕事ができなくなり、目が悪くなり…等々老化は着々と身に迫り、今まで広がっていた世界が縮小に転じる時があります。仏事や宗教に興味を持っていただくのは、そのような時でも構わないと思います。但し、そのような時に「誰に頼ってよいのか」の選択肢が無い方もいらっしゃるように見受けられます。

もしかしたら、困ったときに和尚さんに話を聞いてもらえるかもしれない。(これはお互いの相性の問題もあります。)もしかしたら、たまたま参加した坐禅会が趣味になるかもしれない。もしかしたら、たまたま聞いた法話に興味がひかれるかもしれない。もしかしたら…全く為にならないことかもしれない…

でも、このような「ほとんどが不必要」なことは世の常です。宗教も、法話も、学問も…学校の勉強なんて高校以上で学ぶことは、8割方人生に必要ではないことかと思います。しかし、必要でないことを学ぶことが意味のない、無駄なこととは思いません。学んだことのうち、一片でも人生のためになれば、それはその全てが無駄ではない学んだ意味があると思います。たとえ学問でも、当たりくじや当たり馬券だけを買うことはできないのです。中には偶然にも最初に学んだことが「当たり」で人生の糧になった人もいるでしょうし、中にはいつまで学んでも「当たり」に巡り合えない人もいるでしょう。でも、もしかしたら、今日(乗り気でなくても)参加した法事がその「当たり」に何かつながることになるかもしれない。

 

子供のころから仏事や宗教に(意味もよくわからないままでも)触れていただく必要性・利点の一つは、このような時に選択肢の一つとしてご理解いただけることだと思います。そして、それが自らの人生を豊かにしていく「当たり」になるかもしれない。そういう点で、法要の席に、若い方々がいらっしゃることを、大変うれしく思います。

 

…そろそろゲームネタも書こうかと思っておりましたが、持論を書いていたら分量が多くなってしまったので、今日はこの辺で。


施食会法要2021

2021-08-10 01:08:58 | 常圓寺/祥雲寺

旧暦の7月15日に因んで盂蘭盆会が行われますが、常圓寺では8月8日に恒例の大施食会法要を厳修しております。常圓寺では新型コロナウィルスの影響とは関係なく参列者はお新盆のご家庭のみを対象としておりますが、昨年と今年はこの時節柄、昼と夜の二部制にしてお勤めしております。

 

やはり、お供え物としての西瓜まるごと一個は、迫力がありますね!(今年は遠地の檀徒さんが、供養不参加の代わりにお花を送ってくださりました。)


八月に入りました

2021-08-01 18:04:48 | 常圓寺/祥雲寺

室内の画像のようです

八月に入りました。常圓寺では毎月1日と15日の朝5時から7時まで、読経+坐禅の坐禅会を行っています。

 

今までは新規の方はほとんどお見えにならなかったのですが、ここ2ヶ月くらい、若い方を中心に数名の新規の方がいらっしゃっています。新規の方も大歓迎ですし、いままでいらっしゃらなかった方にご興味を持っていただけるのは大変嬉しい&励みになります。

早朝といえども暑くなってまいりましたが、そのような中でも、7時に坐禅が終わって退堂した時、境内の庭にある緑が、清々しくて心が落ち着きます。初心者の方でも、ぜひ一度足を運んでみてください。お待ちしております。