オカズ釣師の戯言

自らの行動を考える。

釣った魚の持ち帰り方

2007-01-28 12:34:44 | 釣魚料理
食べない魚は狙わない。釣った魚は、美味しく食べたい。
そう思って釣りをしている、家庭を支える磯釣師なのである。

先週、古和浦で丸ボを喰らった際に、メンバーからマダイを貰った。
「鯛もって帰る?」
「もちろん、おおき,,,」と言いかけたが、魚見て「に」が出てこなかった。
今さら、「それは要りません」とは言いづらく、まぁ、焼くことぐらいできるやろと有難くいただいた。

そのマダイは、ライブウェルの中で絶命していた。
一緒に入っていたグレはピンピンしていたが,,,。
マダイは、グレと比べると弱い。
特に胃袋に空気が入って裏向いている奴は、あっけなく昇天してしまう。
まぁ、他人の釣ったマダイに対して、
「血抜きして、締めときますね。氷持ってますから、僕の磯クールに入れときます」とは、なかなか言えないしね

ほんで、血抜きも締めもしていない鯛を刺身とカマの塩焼きにしたのだが、刺身は脂こそあれ、ブヨブヨで、身には毛細血管が残り,,,。
不味いとは言わないが、本来の美味さを知っているだけに残念。
驚いたことにカマの塩焼きまでも、イマイチだった。


釣った魚を上手に持ち帰るのは、美味しく食べるために必須。
締め方は、人それぞれみたい。
良くあるパターンは、「エラからナイフを入れて、脊髄を切る」、「シッポの付け根を切り、エラを切り、脳天を突く」かな。
ちょっと変わってるのでは、時に漁師がやる「手鍵で脳天だけ見事に突く」やつ。
それに生きたまま潮氷にぶち込む「氷締め」。
もちろん魚の種類や大きさによって変わるのは言うまでもない。
メジロなどの青物の場合は、血に旨味があるので、脳天1発パターンが美味かったりする。


んで、私の場合は、「血抜きだけして締めない」パターン。
正確に言うと一連の動作で締めないってことかな。
文字にするとこんな感じ。
エラの付け根にある太い血管だけを切る。(エラは切っても良いが、脊髄は切らない)
魚をバッカンで泳がせておく。
完璧に血が抜け切ったところで、できればきれいな海水に浸して、この時にまだ息があるなら締める。
氷を入れる。氷は、袋入りで真水が出ないように注意する。
魚に氷が直接当たらないようにするは鉄則。(夏場そんなこと言ってられないけど)
ライブウェルを持ち込まない時は、面倒でそこまで出来なかったから、釣ったその後から締めて磯クールに入れてた。
そうすると、どうしても切り口から血が回るのである。
持ち帰っても魚が血で汚れてるので、家族受けが良くない。

そうやって丁寧に持ち帰った魚は、見た目もキレイで、もちろん美味い。
せっかく釣った魚、どうせなら美味く食べてやりたい。


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2 コメント

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そうなんだ・・・ (バット)
2007-02-07 18:28:56
先々週大引行った時、森さんの友達がマダイ2枚釣ったんだけどライヴウェルの中泳いでました。

私はチヌやったけど時々逆立ちしてたので海水入れ替えて何とか持ちましたが注意せんとアキマせんね。

勉強になりました。。。
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Unknown (Ryuto)
2007-02-08 00:10:03
バットさん、ども。
大引、森さんと一緒だったのですね。マダイ・サンバソウが釣れ盛っていて、食指が動きます。
鯛やイサギが出そうな釣場に行く時は、氷も持参しますよ~。
ライブウェルの中で裏向いたら、迷わず血抜きして磯クールに入っていただきます。
そんなことしてるから、グレよーけ釣れません・・・。
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