9月13日午前5時 乗鞍岳の向かいの魔王岳山頂
9月13日から15日までの三連休は、家族(家内・娘・孫)4人で上高地滞在を計画していましたが、その前に乗鞍岳のご来光を鑑賞しようと、前日の深夜11時に自宅を出発し、尾西インターから東海北陸自動車道に入りました。
途中のひるがのサービスエリアで3時半まで時間調整し、飛騨清見インター、高山市、乗鞍スカイラインを通過し、4時半に乗鞍畳平駐車場(標高2702メートル)に到着した時にあたりは真っ暗で、乗鞍登山とご来光鑑賞の団体客が懐中電灯の光を頼りに移動していきます。
乗鞍のご来光鑑賞は、乗鞍岳の北東に位置する大黒岳か登山途中の富士見岳が定番ですが、車中では孫と相棒リマが眠っているため、駐車場に近い魔王岳(2763メートル)に登ってご来光を鑑賞することにしました。
乗鞍の北方に位置する北アルプスの夜明け前の様子で、中央に奥穂高岳と右側に前穂高岳がシルエットで現れ、左端には槍ヶ岳の尖った頂がはっきりと見えます。
上高地で穂高の頂に光がさす時には、穂高が手に届くように見えますが、乗鞍からは「遥かなる穂高」から北アルプスの全景が見渡せます。
魔王岳東側にある大黒岳(2772メートル)の小屋付近でご来光を鑑賞する人々が手に届くようにはっはりと認識できます。
魔王岳ではまだご来光を鑑賞できていませんが、大黒岳の人々には既に太陽が見えており、南側に位置する富士見岳では、富士山の頂が見えていたと断言できそうな絶好の天気となりました。
下に添付した写真は、乗鞍から北方の北アルプスと、鶴ヶ池より南東の方向に南アルプスの山々が遠方に見渡せます。
乗鞍スカイラインは午前3時30分から午後8時まで通行できますが、マイカー規制のため平湯温泉に近い「あかんだな駐車場」か「ほうのき平駐車場」からバスに乗り換える必要があり、約1時間の行程と往復2300円の料金が必要となります。ただし、夏の3ヶ月が過ぎ、10月になると午前7時からしか通行できないため、ご来光は今月末までしか拝めません。
「乗鞍までは何時間で来れるの?」
「3時間かな」
「それじゃー、上高地は?」
「乗鞍よりは早いかな」
「そんなに近いの?」
「近くはないけど…」
「それじゃー、日帰りも簡単だねー」
かつては松本から新島々まで電車で訪れ、バスに乗り換えて半日以上かかっていた上高地も、名古屋から東海北陸自動車道を経由することで、簡単に日帰りコースとなっており、私はマイカー規制の対象外のため直接車を乗り入れられるため、遥かなる上高地が身近な上高地になっています。