監督:宮崎駿
出演:倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏 他
荒地の魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまった少女ソフィーと、
人々に恐れられているが実は臆病者の美青年魔法使いハウルが、
王国の戦争に巻き込まれながら心を通わせていく。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの
「魔法使いハウルと火の悪魔」を原作としたファンタジー。
現在公開中ですが、公開期間も末期ですし、
じゃかじゃか書いていきますので宜しく。
観てない方はネタバレもありますので、ご注意を。
色々書きたい事はありますが、まずダメだったポイントから(笑)
一つめ。主人公ソフィーの声がダメでした。
おばあちゃんの時の倍賞さんの声はとても合っていて違和感がないんですが、
若い時の声優さんは、別の人を起用するべきだったと思いました。
途中、若いソフィーが出てくるたびに、物語から引き離されてしまいました。
倍賞さんには申し訳ないですが、
歌と老婆のソフィーだけで良かったんじゃないのかなぁ。
二つめ。90歳のソフィーと実年齢のソフィーが
ごちゃごちゃになって出てくる所で、老婆のソフィーが
どんどん実年齢のソフィーに近づいて、書き分けが甘い感じでした。
魔女の呪いが解けたの?と思わせるほどだったので、そこは残念。
三つめ。魔女の呪いがなぜ解けたのか。髪はなんで元に戻らないの?
というのが明確じゃなくて、(←妻の思考能力に問題有りなのか?)
なんか怒濤のように終わられちゃって、ちょっと物足りない感じ。
二つめ、三つめのは、ソフィーが自分に自信がなかった事が
関係しているんだとは思うんですが、本当にそうかは・・・微妙だしなぁ。
気になったのはこれくらいですね。で、次は良かった所。
一つめ。ハウルの声は賛否両論だったんですが、私は違和感なく聞けました。
ソフィーに比べたら断然はまり役で、木村さんはなんでも器用にこなしますね。
実際登場シーンから最後までハウルにはメロメロンでした。
にゅうが
「お姉さん!ハウルはヘタレっぷりが胸キュンですよ!」
と言っていた意味が分かりました。うん、胸キュンだね!!
あんな魔法使いがいたら、心臓持って行かれるのは当然ですね。
個人的には金髪でも黒髪でもいいですが、ボッサボサの方が好みです(笑)
二つめ。ハウルと火の精霊カルシファーの関係の謎。
ハウルの言うこと以外聞かなかったカルシファーが、
なぜソフィーの言うことを聞いたのか、という謎もちゃんと解かれていたし、
声が我修院さんというのは、意外とはまっていてそれも良かった。
三つめ。食べ物が美味しそうだった事と、風景が美しかった事。
宮崎アニメの醍醐味の一つは、この二つだと思います(笑)
ハウルが幼少期に住んだ場所の風景はきれいだったなぁ。
あと、ソフィーとマルクルが食事をしていた湖も。
分厚いベーコンは本当に美味しそうだったなー。
個人的に好きなシーンは
ハウルの登場シーン
「美しくないとダメなんだ・・・」ハウル
ソフィーに抱きつくマルクル
おだてに弱くて、乗りまくるカルシファー