祖母との対話はまだ続きます。
「うーん。それでね、こーやって、ゆっくり指先広げて行くんだ。」
「ボタン出っぱって来たね。」
「お母さん、ボタンがきれいだねって撫で撫でしてあげるんだよって。」
「まだ、点いてるね。」
「うーん。ここが半分かな。止めるよ。パッ。お母さんの指先見て、何度も真似したら、出来るようになったよ。」
「バネあっという間に戻るから、ボタン止めるの難しいね。」
「うーん。失敗すると消えちゃって、叱られたよ。パチン。消えちゃった。でも、お洋服のボタンみたいだって、お母さんといっしょに笑っていたよ。」
「お母さんもいたずら好きなんだね。」
祖母と微笑み合いました。
「それでね、真ん中、半分って覚えたよ。」
数と形の感覚も学びました。
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