４月８日 国内社会中心のできごと

大阪最多９０５人感染＝全国２日連続３０００人超－新型コロナ（時事通信）
◆大阪府は８日、新たに９０５人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した　１日当たりの感染者数は７日（８７８人）を上回り、過去最多を更新　１０日連続で東京都を超えた　重症者は前日から９人増えて計１６７人となり、重症病床の使用率は７４％まで上昇した
◆全国の新規感染者は計３４４７人で、２日続けて３０００人を上回った　死者は２５人、重症者は４６４人となった　兵庫県では、過去最多だった７日に続き３００人を超える３１１人の陽性が確認された　このほか福島県の６０人、奈良県の８８人が過去最多だった　沖縄県は１４０人で、２日連続で１００人を超えた　都内では新たに５４５人の感染が確認された

ジブチ派遣自衛隊員１３０人で親睦会　コロナ感染２１人（毎日新聞）
◆７日　防衛省は７日、ソマリア沖やアデン湾での海賊対処を支援するためアフリカ東部ジブチに設けられた自衛隊の活動拠点で、２０～４０代の自衛隊員計２１人が新型コロナウイルスに感染したと発表した　この拠点で活動する約１８０人のうち約１３０人が３月末、スポーツ交流会に参加し、飲酒を伴う親睦会もしていたことが８日に判明
◆さらに、感染者２人が３月下旬に公務で外出した際、事前に部隊に届け出ず、拠点外で飲食をしていたことも判明した　防衛省によると、親睦会はスポーツ交流会の後に拠点内の体育館で行われ、１人につき缶ビール１本程度が用意された　親睦会後も、一部の隊員は拠点内の厚生施設で飲酒を続けていた
◆支援隊の隊員４人が発熱や頭痛などを訴え、今月２～３日に拠点内の医務室で簡易な抗原検査を受けたところ、４人とも陽性反応が出た　ジブチ軍などの協力を得て、より精度が高いＰＣＲ検査（遺伝子検査）を全隊員に実施した結果、感染が相次いで判明した　重症者はいない

厚労省職員６人がコロナ感染　３人が「深夜宴会」に出席（毎日新聞）
◆厚生労働省は８日、職員ら６人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した　３月末まで全員が老健局に所属していた　また、同月下旬に深夜まで続いた宴会に出席した同局老人保健課の３人が含まれており、感染との関連を調べている　厚労省によると、このうち５人については今月３日から６日にかけて発熱し、検査の結果、陽性と判明した
◆宴会は送別会を目的に東京・銀座で３月２４日に開催され、２３人が出席した　当時、緊急事態宣言は解除されていたが、東京都が午後９時までの営業時間短縮を要請していた　問題を重くみて、厚労省は企画した当時の老人保健課長ら２０人に減給などの処分を行った


千葉県の熊谷知事「蔓延防止措置は要請する段階にない」（産経新聞）◆千葉県の熊谷俊人知事は８日、初の定例記者会見に臨んだ　新型コロナウイルス特別措置法に基づく「蔓延防止等重点措置」の適用について本県では「現時点の感染状況を見るに要請する段階にない」との見解を示した

ワクチン接種システム　接種回数集計機能、不具合で５日から停止（毎日新聞）
◆厚生労働省は８日、ワクチン接種を管理する「ワクチン接種円滑化システム（Ｖ－ＳＹＳ）」で、都道府県別の接種回数を集計し表示する機能が不具合で停止していることを明らかにした
◆厚労省の担当者は「都道府県別の集計表示部分が５日から停止している」と説明　１日以降に機能を追加した際に不具合が生じたため　手作業での集計は可能で、都道府県からの問い合わせには答えられると

ロボットＰＣＲ、本格運用＝感染リスク低減－新型コロナ（時事通信）◆新型コロナウイルスのＰＣＲ検査を全自動で実施するシステムが藤田医科大（愛知県豊明市）に設置され、３月から本格的な運用が始まった　作業はロボットが行うため、検査技師らの感染リスクが大幅に低減


小室圭さん、結婚への思い変わらず　「誤情報を訂正」と文書公表（毎日新聞）
◆秋篠宮家の長女眞子さま（２９）との婚約が内定している小室圭さん（２９）が８日、週刊誌などで報じられている小室さんの母親を巡る金銭トラブルについて説明する文書を公表した　冒頭では「結婚に対する思いに変わりはありません」と明記　その上で文書の目的を「金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正すること」としている


保険不正販売「解雇は違法」＝日本郵便を提訴－札幌地裁（時事通信）
◆かんぽ生命保険の不正販売への関与を理由に違法に懲戒解雇されたとして、札幌市の日本郵便元社員２人が日本郵便に対し、社員としての地位確認などを求め、札幌地裁に提訴したことが８日、分かった
◆訴状などによると、原告は４０代の男性２人で、北海道内の郵便局で保険営業を担当していた　「契約者の意向を把握せず、新規保険契約を結んだ」として、昨年８～９月に解雇された

「あなたってガキンチョですか」　公立のの看護学校でパワハラか（毎日新聞）◆７日　北海道江差町の道立江差高等看護学院（伊東則彦学院長）で、教師によるパワーハラスメントが原因で留年や退学に追い込まれたなどとして保護者らが学校側に訴えたことを受け、学校を管轄する道は７日、同校で保護者説明会を開き、本格的な調査に乗り出す方針を明らかにした

自殺者２年ぶり増加、コロナ禍影響か　埼玉（産経新聞）◆埼玉県内の昨年の自殺者数が前年比７６人増の１１８６人となり、２年ぶりに増加に転じたことが８日、県などへの取材で分かった　県は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う健康への不安、生活苦などが影響したケースも多いとみて、相談体制の拡充を図る

業務で関わった女性にわいせつ未遂容疑　埼玉県警巡査部長を逮捕（毎日新聞）
◆７日　過去に業務で関わった女性にわいせつな行為をしようとしたとして、埼玉県警捜査１課は７日、羽生署地域課巡査部長、　高秀容疑者（３３）＝同県羽生市＝を強制わいせつ未遂容疑で逮捕した　逮捕容疑は４日午後１時過ぎ、市内の商業施設駐車場に止めた車内で、県内の２０代女性の体を触ろうとしたとしている
◆県警によると池田容疑者は駐在所の勤務で女性と接点があり、携帯電話で脅迫するような文言を伝えて駐車場に呼び出したと　女性が午後２時過ぎに「駐車場で男に脅されている」と１１０番　防犯カメラの映像などから関与が浮上した

秋元被告に「強力な後押しを」　贈賄側元顧問証言　ＩＲ汚職事件公判（産経新聞）
◆カジノを含む統合型リゾート施設（ＩＲ）事業をめぐる汚職事件で、収賄などの罪に問われた衆院議員、秋元司被告（４９）らの公判が８日、東京地裁で開かれた　日本でＩＲ事業の参入を目指していた贈賄側の中国企業「５００ドットコム」元顧問の男＝贈賄罪で有罪確定＝が証人として出廷　賄賂の提供を認め、「より強力な後押しをしてほしいという意味だった」と証言した

逮捕後の議員歳費「寄付したい」　元法相、後半は５月結審（産経新聞）
◆令和元年７月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた元法相で前衆院議員、河井克行被告（５８）の公判が８日、東京地裁で開かれた
◆克行被告は被告人質問で、逮捕後に受け取った議員歳費について、「寄付させていただきたい」と述べた　被告人質問はこの日で検察側も含めて終了　高橋康明裁判長は、検察側の論告求刑を４月３０日、弁護側の最終弁論を５月１８日に実施すると決めた

放火の疑いで３４歳の男を再逮捕　神奈川県警（産経新聞）
◆ＮＰＯ法人の事務所に火を付けたとして、神奈川県警座間署は８日、非現住建造物等放火の疑いで、同県座間市相模が丘のアルバイト、　被告（３４）＝建造物侵入罪で起訴＝を再逮捕した　再逮捕容疑は２月２３日午前３時１０分ごろから同３５分ごろまでの間、自宅近くのＮＰＯ法人の事務所にライターで放火し、木造２階建ての建物を全焼させたとしている
◆同署は昨年１２月に同市内の公衆トイレに侵入したとして、今年２月に建造物侵入の疑いで　容疑者を逮捕　この際、現場からはトイレットペーパーの燃えかすが見つかっており、同署はＮＰＯ法人の事件にも関与した疑いを視野に捜査を進めていた

「関内駅員を失明させる」と電話して業務を妨害した疑い　横浜の男逮捕（産経新聞）
◆ＪＲ関内駅（横浜市中区）の駅員らの業務を妨害したとして、神奈川県警加賀町署は８日、威力業務妨害の疑いで、同市南区六ツ川のアルバイト、　容疑者（４３）を逮捕した　逮捕容疑は２月５日午後９時３５分ごろ、ＪＲ東日本の問い合わせセンターに電話し、　などと告げ、駅員に警戒を余儀なくさせるなどして業務を妨害したとしている
◆同署によると、　容疑者は昨年３月、同駅を利用した際に駅員とトラブルになり、相手の首を絞めるなどしたとして傷害容疑で逮捕されていた　その際のことを恨んで事件を起こしたとみられている

一元化条例で大阪府市が共同部署　万博でも組織統合（産経新聞）
◆大阪府と大阪市は８日、府市の成長戦略などについて議論する「副首都推進本部会議」を開いた　市の広域行政を府に一元化する条例の施行後、初めての開催。条例に関し都市計画を担当する部署と、２０２５年大阪・関西万博の地元パビリオン出展に向けた部署を、府市共同で今秋にそれぞれ設置する方針を決めた

体内のワイヤ抜き忘れ、患者死亡　医師を在宅起訴　大阪地検（毎日新聞）
◆大阪府寝屋川市の寝屋川生野病院で２０１７年、肺炎などで入院中だった男性が体内にカテーテル（管）のワイヤを放置され、転院先で死亡した事故で、大阪地検は８日、手術でワイヤを挿入した　振吉医師（７３）を業務上過失致死罪で在宅起訴したと発表した
◆被告は寝屋川生野病院で勤務していた１７年１１月、入院していた　博さん（当時６９歳）の体内に栄養補給用の管を挿入する手術で約１メートルのワイヤを抜き忘れ、１８年２月に転院先の病院で死亡させたとして大阪府警に書類送検された

小学校改築工事で「自宅傾いた」　隣接地の夫婦が福岡市など提訴（毎日新聞）
◆福岡市中央区の市立平尾小体育館改築工事などで家が傾き損害を受けたとして、隣接地に住む夫婦が８日、市や施工した３業者を相手取り約９５００万円の損害賠償を求める訴えを福岡地裁に起こした
◆訴状や原告側の渡辺輝人弁護士によると、２０１６年以降に市が行った工事で学校やその周辺で古い建物のくいを抜いたり、擁壁を設定したりしたため地盤沈下が起き、夫婦の自宅と貸家の２棟が北方向に傾いた　市の調査でも１３センチを超える沈下があったと


大麻検挙、最多５０３４人＝昨年、２０代以下で急増－危険性認識低く・警察庁（時事通信）◆２０２０年に警察が大麻事件で検挙した人数が前年比７１３人増の５０３４人となり、４年連続で過去最多を更新したことが８日、警察庁のまとめで分かった　２０代以下で急増した　大麻の危険性への認識が低いことが要因とみられ、同庁は広報啓発を強化する


名人戦第１局　斎藤八段が勝利　初挑戦で渡辺名人破る（毎日新聞）◆７日から東京都文京区のホテル椿山荘東京で行われた第７９期名人戦七番勝負第１局（毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、藤田観光協力）は８日午後１０時１分、挑戦者の斎藤慎太郎八段（２７）が渡辺明名人（３６）に１７９手で勝ち、名人戦初挑戦で幸先の良いスタートを切った

自民男性議員が「妊婦体験」　７．３キロのジャケット着用　１泊２日（毎日新聞）
◆自民党青年局所属の３０代の男性議員３人が８日、妊娠７カ月の状態を疑似体験できるジャケットを着けて２日間を過ごす「妊婦体験」を始めた　衆院議員の小倉将信（３９）、鈴木憲和（３９）、藤原崇（３７）の３氏が体験する　３氏は８日に党本部で開かれた説明会で、重さ約７・３キロのジャケットを着用する様子を記者団に披露


赤キャベツから青の着色料＝合成から切り替え期待－名大など（時事通信）
◆青の食品着色料として広く使われる化学合成の「青色１号」とほぼ同じ色で、長期保存時の安定性に優れた天然着色料が赤キャベツの色素「アントシアニン」から発見された。名古屋大や米大手食品企業マース、カリフォルニア大などの国際研究チームが８日、米科学誌サイエンス・アドバンシズに発表した

アオリイカの産卵場所設置　和歌山・串本のダイビングスポットに（毎日新聞）◆７日　和歌山県串本町内の２４事業者でつくる「串本ダイビング事業組合」は７日、同町沖の海底にアオリイカの産卵場所となる雑木を置いた　ダイバーに産卵の様子を間近に楽しんでもらおうと取り組んでいるもので、同組合によると４月下旬から観察したり、撮影したりできるようになる見込み　１６５２

海自舞鶴教育隊４８６人入隊式「強さと優しさ、思いやりの心を」（毎日新聞）
◆海上自衛隊舞鶴教育隊（京都府舞鶴市泉源寺）で８日、入隊式があり、全国から集まった４８６人が新たな一歩を踏み出した。新型コロナウイルス感染症防止のため、一般海曹候補生と自衛官候補生を午前と午後に分けて式を実施した
◆舞鶴教育隊の大鋸寿宣（おおが・ひさのぶ）司令（１等海佐）は式辞で「自衛隊勤務に必要なことに加え、社会人として生きていくうえで必要な良識、強さと優しさ、他人を思いやる心を身に付けてほしい」と激励した

コロナで肺障害、生体移植＝世界初、息子と夫から－京大病院（時事通信）◆京都大医学部付属病院（京都市）は８日、新型コロナウイルス感染で肺障害を負った関西在住の女性に対し、息子と夫の肺を一部移植する手術を行ったと発表した　コロナ感染後の肺障害に伴う脳死肺移植は欧米などで例があるが、生体間では世界初だと

人のｉＰＳから胎盤細胞＝妊娠合併症解明に期待－京大（時事通信）
◆人の人工多能性幹細胞（ｉＰＳ細胞）から実験容器内で胎盤の細胞を生み出したと、京都大の高島康弘講師らが７日付の米科学誌セル・ステムセル電子版に発表した　胎盤は子宮内で胎児に酸素や栄養を供給する
◆形成に異常が生じた場合、不妊や胎児の発育不全、母体の高血圧などの妊娠合併症につながると考えられ、高島講師は「胎盤細胞ができる過程のモデルになり、原因の解明に役立つ」と

「焼き芋」自動販売機が出現　アルミ缶入り　宮崎（毎日新聞）◆全国でも珍しい焼き芋自動販売機が８日、宮崎県都城市上川東３の国道１０号沿いに登場した　農業と福祉をつなげる同県日向市の「農福産業」の事業。障害者が日向市や同県延岡市の工場で芋焼きや缶詰めに従事し、収益の一部を得るシステム