国内感染、新たに5万5328人=前週比8300人減-新型コロナ(時事通信)◆国内では12日、新たに5万5328人の新型コロナウイルス感染が確認された 1日当たりの新規感染者は前週の土曜日と比べ約8300人少なかった 重症者は前日比48人減の1204人 死者は141人だった 東京都では、9164人の感染が確認された
小児感染、発熱や咽頭痛増加=オミクロン株流行期-学会分析(時事通信)
◆新型コロナウイルスに感染した15歳以下の子どもについて、オミクロン株の流行後、発熱や咽頭痛、嘔吐などの症状が出る割合が高まったことが12日、日本小児科学会の分析で分かった 同株流行による重症化傾向はないと
◆2月20日までに登録された5129例について、流行初期(2020年2月~21年7月、2830例)、デルタ株期(21年8~12月、1241例)、オミクロン株期(今年1~2月、1058例)に分類して比較した
◆その結果、発熱があった割合は流行初期が41.0%、デルタ株期58.7%に対し、オミクロン株期では80.6%と上昇した 同様に咽頭痛は8.6%、13.1%が26.1%に、嘔吐は4.2%、5.6%が9.9%に上がった 倦怠感や頭痛、けいれんも増えたが、味覚障害や嗅覚障害はオミクロン株の流行期ではほとんど認められなかった
岡山・笠岡で住宅全焼 3人と連絡取れず(朝日新聞)
◆12日午前2時15分ごろ、岡山県笠岡市笠岡の 稔さん(79)方付近から出火していると近所の住民から119番通報があった 約4時間半後に消し止められたが、木造2階建て住宅1棟が全焼した
◆県警によると、この住宅には さんのほか、70代の妻、40代の長男と長女の計4人が暮らしていたとみられる 長男がやけどを負って病院に搬送されたが、ほかの3人と連絡がとれていない
小型機墜落、2人死亡=伊江島で訓練中-沖縄(時事通信)
◆12日午後0時45分ごろ、沖縄県伊江村の伊江島空港で、離島の救急患者搬送などに取り組むNPO法人「メッシュ・サポート」が所有する小型飛行機が墜落した 60代と70代の男性2人が搭乗していたが、国土交通省那覇空港事務所によると、2人の死亡が確認された
◆同省や同法人によると、小型機は空港内で、着陸してすぐに飛び立つ「タッチアンドゴー」の訓練を行おうとしていた 午後0時35分ごろに離陸し、直後に墜落 フェンスに激突、炎上し、駆け付けた医師がその場で2人の死亡を確認したと
拉致家族「願いかなわず無念」=飯塚繁雄さんお別れ会-東京(時事通信)
◆北朝鮮による拉致被害者田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄で、昨年12月18日に83歳で死去した家族会前代表の飯塚繁雄さんの「お別れ会」が12日、東京都内で開催された 拉致被害者の家族や関係者らが参列し、献花して死を悼んだ
◆家族会代表の横田拓也さん(53)は「身を粉にして最前線で闘ってきたが、願いがかなえられず、共に闘った一人として無念でならない。そっと見守ってほしい」と遺影に語り掛けた
F15墜落、搭乗員2人追悼=小松基地で葬送式-空自(時事通信)
◆航空自衛隊小松基地所属のF15戦闘機が離陸直後に墜落した事故で、死亡した田中公司1等空佐(52)と植田竜生1等空尉(33)の葬送式が12日、同基地で行われた
◆岸信夫防衛相や基地関係者らが出席。空自トップの井筒俊司航空幕僚長は「まさに慟哭の思いだ。二度とこの様な事故が起きないよう、一層の努力を誓う」と弔辞を述べ、熟練パイロットの死を惜しんだ
「闘いの教訓、後世に」=イタイイタイ病、勝訴50年-富山(時事通信)
◆富山県の神通川流域で発生した公害病「イタイイタイ病」をめぐる裁判の控訴審で、被害者側が勝訴してから50年を記念した式典が12日、富山市内で開かれた
◆式典には、被害者団体や弁護団のほか、原因企業の三井金属鉱業などの関係者ら計約140人が出席 被害者側は「風化させることなく、長年にわたる闘いの教訓を後世に伝えていく」と決意を語った
ロシア軍、首都攻撃の態勢構築=西部に戦線拡大-ウクライナ空軍の活動妨害図る(時事通信)
◆ウクライナに侵攻したロシア軍は12日、各都市への攻撃を続け、現地からの報道によると、首都キエフ近郊や南東部マリウポリ、中部ドニプロなどに砲撃が加えられた 米国防総省高官は、ロシア軍が攻撃対象を西部にも拡大したとの認識を表明
◆2月24日の侵攻開始以降、西部は比較的戦禍を免れてきたが、ロシア軍は長射程の兵器で攻撃を行い、11日には西部の飛行場2カ所を破壊した ウクライナ空軍の活動を妨害する狙いとみられる
チリ大統領に左派ボリッチ氏就任=TPP批准に遅れも(時事通信)
◆南米チリで11日、学生運動出身で下院議員だった左派のガブリエル・ボリッチ氏(36)が大統領に就任した 同氏は昨年12月の大統領選決選投票で右派候補を破って初当選 チリ史上最年少の元首となった ボリッチ氏は、最重要課題として「新型コロナウイルス対策、経済回復、環境保護」などを挙げている
◆既にチリが署名して批准を待つ環太平洋連携協定(TPP)については、当初批判的な考えを示していたが、現在は「(批准に向け)議論する用意はある」と軟化 ただ、優先度は低いとみられ、現地外交筋は「上院本会議での承認を待つだけだが、遅れる可能性がある」と指摘している
防衛投資拡大で合意=燃料ロシア依存、27年解消-EU首脳会議(時事通信)
◆欧州連合(EU)は11日、パリ近郊ベルサイユ宮殿で首脳会議を開き、「ベルサイユ宣言」を採択して2日間の日程を終えた ロシアのウクライナ侵攻で高まった軍事的脅威に対応するため、EUの防衛力増強に向けた国防費や投資拡大を協調して進めることで合意 天然ガスや原油などロシア産化石燃料への依存を早期に解消することでも一致した
◆いずれも5月までに具体案を示すよう欧州委員会に指示 燃料のロシア依存脱却についてフォンデアライエン欧州委員長は記者会見で、2027年までの実現を目指す方針を表明した
まん延防止、21日全面解除検討-政府=18都道府県、病床使用率高止まりも(時事通信)
◆政府は12日、新型コロナウイルス対策で東京、大阪、愛知など18都道府県に適用中のまん延防止等重点措置について、21日の期限をもって全面解除する検討に入った 都市部を中心に病床使用率は依然高いものの改善を見込んでいるためで、都道府県の意向も踏まえ最終判断する
GoTo再開へ準備=対ロ追加制裁「G7と強調」-岸田首相(時事通信)
◆岸田文雄首相は12日、観光支援事業「Go To トラベル」について「適切な時期が来たら迅速に再開できるよう政府としても準備を進めたい」と述べた 訪問先の宮城県石巻市で記者団の質問に答えた
◆首相はまた、先進7カ国(G7)が首脳共同声明で発表したロシアへの追加経済制裁に関して「エネルギーや金融などさまざまな課題が盛り込まれている 政府としてもG7と協調しながら具体的な行動を取っていきたい」と語った
「力による現状変更」反対を=自民・安倍氏、マレーシアで訴え(時事通信)
◆マレーシアを訪問している自民党の安倍晋三元首相は12日、同国の大学で講演した ロシアによるウクライナ侵攻について「その影響は欧州にとどまらない」と指摘 中国を念頭に「アジアでも力による一方的な現状変更の試みや経済的威圧は深刻な脅威だ」として、「反対の声を上げていくべきだ」と訴えた
岸田首相が被災地で献花 「震災の教訓伝承が私たちの責務」(毎日新聞)
◆岸田文雄首相は12日、東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園、宮城県石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園をそれぞれ訪れ、献花した
◆首相は石巻市で記者団に「震災や原発事故の貴重な教訓を後世に残し、防災や減災に生かしていくことは私たちの責務だ」と強調 震災から11年が経過したことから、「コミュニティーの喪失や、被災者の孤独・孤立にも支援が重要だ」とも述べた
「最恵国待遇」を撤回へ=G7が対ロ追加制裁-「北朝鮮並みに」(時事通信)
◆日米欧の先進7カ国(G7)は11日、ウクライナに侵攻を続けるロシアへの追加経済制裁を発表した。首脳声明で「経済や国際金融システムからロシアをさらに孤立させる」と強調するとともに、貿易優遇措置である「最恵国待遇」を撤回して輸入品に高関税を課す道を開くと表明した
◆G7首脳声明に盛り込まれた追加制裁は、(1)重要製品に関するロシアの最恵国待遇の地位否定(2)国際通貨基金(IMF)や世界銀行など主要国際金融機関による対ロ融資を防ぐ(3)プーチン氏を支える政府関係者や新興財閥(オリガルヒ)によるデジタル資産の活用阻止―などが柱となる