禅と薔薇

高島市 曹洞宗 保寿院 禅の話と寺族の薔薇のブログ

十二時

2014年12月18日 | 小さな法話
趙州禅師は中国の唐の時代の禅僧で、法話でよく紹介される僧侶です。
この趙州禅師が、弟子との問答でこのようなことを言われました。
「汝は十二時に使われ、老僧は十二時を使い得たり」

当時は、一日を十二分割して数えていましたので、ここでいう十二時とは今でいう二十四時間のことです。
あなたは時間に使われているが、老憎(私)は時間を使い切っている。
あちこち思慮をめぐらしすぎず、目の前のことにしっかり対応しなさいということです。

これは、何も「時間」ばかりに限ったことではなさそうです。


庭が雪で真っ白になりました。5月ごろまで薔薇がうちに力をためる季節です。