禅と薔薇

高島市 曹洞宗 保寿院 禅の話と寺族の薔薇のブログ

新作紙芝居みたび

2015年03月02日 | お知らせ
「みょうが」をたくさん食べると物忘れをする…と言われます。
この迷信は、仏教説話に基づいていると言われています。
お釈迦様のお弟子さんに槃特(はんとく)という、物覚えの悪い人がいました。
この人は自分の名前もすぐ忘れてしまうので、名札を首から下げていたそうですが、
名札を下げていたことさえも忘れてしまう始末。
そしてとうとう名前を覚えられずに亡くなってしまいました。
その後、その人の墓の周りから草が生えてきました。
「自分の名前を荷(にな)って苦労してきた」お弟子さんだったことから、
「名」を「荷う」ということで、この草は茗荷(みょうが)と名づけられました。
そしてみょうがを食べると物忘れがひどくなると言われるようになったとのことです。

みょうがにまつわる昔話が、この地域にも伝わっています。
落語のネタにもなっているこの話を紙芝居にしました。

朝の2時までかかって、寺族が絵を描きました。
この作品は、子どもでも楽しんで頂けそうです。

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