ホームスケイプというアプリゲーム、もう5年くらいやってるんじゃないだろうか。途中、中断したけど、3年ほど前からはライフワークのようにやってる。
ゲームをクリアしていくと屋敷を修繕できるのだが、時々、「誰々に電話をかける」とかいうミッションもあり、なんで修繕と関係ないことに私を関わらせるのかと、オースティン一家への不信感を募らせている。
屋敷の修繕は私も協力するけど、そのほかのプライベートなことはお前らでどうにかしろよと言いたくなる。
両親の亡き後の実家住まいの身からしたら、他力で軽々とリフォームする姿はなんとも羨ましい限りではある。が、他人のゲーム成果で自分の屋敷を次々と修繕して(母家のほかにあと二つ屋敷がある)、最近では羊まで飼い出して、その餌まで私がゲームで供給しているのだ。このままでは、オースティン一家(中年独身男性とその両親)に骨までしゃぶりつかれてしまうのではないか。
現在のステージは5896。6000の大台まであと少しだが、なかなか苦戦している。現在のタスクは羊の番犬の犬小屋づくり。犬が仲間に増えたのだが、確か以前に私は課金してザビエル(とひとまず名付けたら、名前の変更は不可だった)がいたはず…。と彼を母家に戻りさがしたら、いたいたゴールデンレトリーバー。川を挟んだ別荘で飼う犬だから、ザビエルを差し置いて…というわけではないけど、システム上、ザビエルの犬小屋が作れないのは切ない。同じ仮想空間の犬なのに。
たまに課金はするけど、それは楽しませてもらってるお礼程度で、あと一歩というところでゲームオーバーになると、課金の誘いがくるが、オースティンの家のためにそう度々なんで私が金出さないといけないんだ!出さねーよ!という気持ちでアプリを閉じる。そういう時の自分は心なしかカッコいいと思う。
ゲームは時間泥棒なんだが、仮想空間なりに屋敷の修繕をしているのは、現実で「しなきゃいけないこと」の代償行為のようでもある。一体この一家は他力本願でどこまで屋敷を広げるつもりなのか見届けたい気持ちもある。
ほどほどに付き合っていきたい。