百花繚乱な世界

私の趣味 学童野球(審判)、鉄道、鉄道模型、路線バス、バスの模型、日本史、世界史、地図や地形 その他いろんな大好きなこと

西鉄の一般路線バスの廃止

2010年01月09日 21時15分09秒 | 実物(鉄道、バス)の部屋
昨年 鉄雑誌の記事で
上野発金沢行きの寝台特急 北陸と
夜行急行 能登の廃止が発表されました。

新幹線開業まで残ると思っていたので
ちょっとびっくり
それだけ夜行バスや昼行の新幹線と在来特急の乗り継ぎに
客を取られていたのでしょうか?
経済的合理性ということを考えれば
いままでよく残っていたと言うべきか

長野県飯田市を運行している
信南交通の路線バス事業廃止や
静岡県浜松市を運行している
浜松バスのこちらも事業廃止の件で
ネット検索をしていたら

来年3月で西鉄が
福岡都市圏の100路線のうち
20から40で減便
5から10路線の廃止
運転士の新規募集も停止
日本で一番(2500台)
路線バスを保有していますが、
100台強を廃車もしくは譲渡

また福岡県小郡市では
市内を走る1日16往復もあった西鉄の路線バスが
全廃
いきなり公共交通の足がなくなりました。

ここ数年というか傾向でいえば
高速バスで収益を稼いで
路線バスの赤字を補填する
という経営状況がバス会社の現状です。

ETC1000円がスタートし
自動車が使える人は自動車利用に流れ
高速バスも大打撃を受けています。

また、路線バスの規制緩和により
路線の運行が許可制から届け出制になったため
以前に比べて
廃止をしやすくなりました。

日本最大の路線バスグループである
西鉄の路線バスの福岡都市圏内での見直しは
事態が最悪の状況になりつつあるということ

このままでいくと
民間の会社が運行する公共交通が全くない市町村が
ドンドン増えていく事態に

年を取ったら自動車免許の返却を
と警察は呼びかけていますが、
田舎に住んでいて、免許を返したら
どのようにして足を確保すればよいのでしょうか?
病院や買い物にはどのようにしていけばよいのでしょうか?

コミュニティバスが運行されていますが、
これは自治体の負担で運行されています。
赤字をずっと垂れ流して運行しても長続きしません。

このままでは、
地方都市で暮らすことができなくなってしまいます。

そろそろ抜本的に
地方の公共交通について
経済的合理性だけでなく
運行会社、住民、地方自治体の3者で
見直す必要がありそうです。
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