クリアファイルのその中は

何気ない毎日は、何気なく良い。

寂しい決断

2012-05-09 20:58:09 | 日記
母の高校時代の同級生は仲が良く、毎年大きな同窓会を開いていた。

趣向を凝らし、海外でやったこともある。

そして今年は京都であるとのことだった。


「今年が最後の同級会になるのよ。

同級生がどんどん亡くなっていくからねぇ・・・」



母は昭和11年生まれ。
御年76歳になる。

母自身も2年前に癌の手術をして以来、めっきり老け込んではいた。


私たちの年代では、同窓会をする度に参加する人が増えていくけれども、
ある程度の年齢になると、どんどん参加する人が減っていくのだな。

毎年集まって再会を喜び合い、
思い出話に花を咲かせ、
又の再会を約束する。

それが、毎年集まって逝去された人を確認し、
次に会えるかどうか心配する。


年々そんなことが増え、今年の幹事さん達が断腸の思いで決めたそうだ。

【今年で最後にしよう】と。



ステキな同窓会になるといいね、お母さん。





迷信とは言わせない

2012-05-07 20:37:36 | 日記
「夜に口笛をふいたら蛇が出る」

と、昔よく母に叱られたものだ。

最近はある絵本で口笛では「泥棒が来る」という話もあったりする。

うちの子らときたら、

「蛇が出たとしても、だからどうよ?」ってな調子で、怖がりもしない。

だったら「泥棒が来る」の方がオドシになっていいのかもしれない。

もっとも、そんな迷信に怖がる年でもないのだが。

(実際我が家は3度泥棒に入られているが、だれも夜中に口笛は吹いていなかった。
迷信扱いされても仕方あるまい)



私がまだ小学生の頃、祖父がトイレに白い蛇がいたのを見た。

祖父は「白い蛇は縁起が良い」と喜んでいたが、子供の私にはそうはいかない。

私はその後トイレに入るのが怖くて仕方なかった。

だって考えてもごらんなさい、お尻を丸出ししているんですよ。

そう、その当時はまだ和式トイレだったから。

なんて無防備な恰好でしょう。


≪そこに蛇がニョロリと来て、お尻の穴にニュルリと入る・・・かもしれない≫


毎回そんな事を考えてしまい、私の鼓動は早まり、冷や汗をジワジワとかき、
最悪のトイレタイムだった。



先日ヤモリがニョロリとトイレの窓に張り付いているのを見た。

蘇るあの記憶。

蛇もヤモリも「ニョロリ」系なのだ。

そういえば最近よく長男が夜中に口笛を吹いている。


笑われてもいい。
やっぱりちゃんと言わなければ。


「夜中に口笛を吹いたらお尻の穴が危ない」って。

電車で業(ごう)

2012-05-05 10:41:34 | 日記

喫煙者の方からは、どんなに気を遣われている人でもタバコの香りがする。

人ごみの中、すれ違いざまにフッと香ったり、
美容師の指が顔の近くに来ると、指先から臭ったりする。

歯磨きをしても、手洗いをしても臭う。
香水で誤魔化してもダメ。

髪や体臭から出る臭いはなかなか消えない。



その中でも昨日の帰りの電車、隣に座ったおにーさんの臭いったら!

タバコの匂いではなく、「ヤニ」の臭いが凄かった。

「タバコ臭い」はさほど気にならないが、「ヤニ臭い」って我慢のできない臭いだ。

よほどのヘビースモーカーなのか、それとも体臭に出やすい人なのか・・・


健康はもちろん、交友関係においてあの臭いはかなりのマイナスポイントだ。


目的の駅につくまでの30分間、あの臭いと戦いながらも、彼の行く末を案じていた。

息子と同じくらいの年であろうか・・・
母としての本能や業が、他人であるが不安にさせるのだ。



電車を降り、外の清々しい空気を吸ってホッと一息をついた。

その瞬間、彼のヤニの臭いなど飛んでしまい、さっきまで心配していた自分も消えた。

今度は留守番中の息子のことが気になってくる。
早く家に帰らなくっちゃ。


薄情。


あんなに気にかけてた彼は、たまたま電車で居合わせた一人にしか過ぎないってことだ。

お口の恋人ロッテ~オリックスファンの憂鬱~

2012-05-02 21:18:26 | 日記
「ロッテオリオンズ」が「ロッテマリーンズ」にいつの間に変わったのか知らない。

川崎のきったなーい球場がホームじゃなくなったのも知らなかった。

野球を観るようになっても、未だにロッテの監督も選手もよく知らないし。


けれども・・・ロッテファンの応援は頭に残っている。

とにかくカッコいい!


オリックスファンとして試合を観ているのにも関わらず、ロッテの攻撃時は

ついついロッテファンと一緒に歌ってしまう。

しかも結構ノリノリで体も動いてしまう。


        なんということでしょう。

ロッテのヒッティングマーチを口ずさむなんて!!


頭ではオリックスが早くスリーアウトを取るように祈っているのに、

無意識に口から出てくる応援歌。

まさにお口の恋人ロッテの本領発揮というところか。



あ~でも今日もオリックスが勝って良かった。