SPICA ~占い(占星術・タロット)@広島で、人生に輝きを~

広島の西洋占星術&タロット占い師、 
櫻井みわが綴る開運日記。
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梅見 at 縮景園 2012年3月24日

2012-03-25 15:07:18 | お出かけ

春分を過ぎても寒さが続くなか、

梅を見に、広島市中区にある縮景園に行ってきました(^o^)

縮景園は、桃山・江戸時代初期に活躍した武将茶人、上田宗箇が造園したと伝えられている。

梅見 at 縮景園 2012年3月24日

残念ながら、前日の雨で花びらが散ってしまい、

残っているのは遅咲きの梅が数本だけでしたが、

あたり一面に梅の香りが漂っていました。

 

「人はいさ心もしらずふるさとは 花ぞ昔の香ににほひける」

                                     (紀貫之 古今和歌集より)

江戸時代、ようやく戦乱の世が終わり、

晴れ晴れとした心持ちで、上田宗箇や広島藩主 浅野氏たちも梅を眺めたのだろうか。

 

「花はさかりに 月はくまなきをのみ見るものかは」

                                (吉田兼好 徒然草 第137段より)

雨に散ってしまった花びらが、雨上がりの湿った地面に、

まるで川の流れのように落ちているのも、

また美しいことであるよ。

 

「東風吹かばにほひおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」

                                      (菅原道真 拾遣集より)

どんなに失望することがあっても、季節は巡り、春は来る。

時間は確実に、流れていく。

あと何回、この花を眺められるのだろうか。

この一時、一時を大事に生きてゆきたいものだなあ。

 

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ひろしま美術館で今日まで開催の特別展にも、再び行ってきました。

『上田宗箇 武将茶人の世界展

「ウツクシキ」桃山の茶 秀吉・織部そして宗箇』

展示室内に再現された書院造の茶室が本当に美しく、

いわゆる4畳半の茶室ではなく、も少し広々としていて、心落ち着く佇まいでした。

こんな書斎や茶室が自分の家にあったらなあ…o(゜◇゜)o… 

 

広島に住んでいながら、上田宗箇についてあまりよく知らなかったのだけど、

美術展に行って、素朴ななかにある、しみじみとした美しさに触れました。

今の混沌とした時代、お茶の作法くらい心得て、

心身を鍛え、ウツクシクありたい、と思ったのでした。

 

 

 

 


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