2017/02/21 に公開
過去と未来の間を生きる ―大川隆法総裁 心の指針147―
《 心の指針 No.147 》
『過去と未来の間を生きる』
気がつけば、
背後から壁がせり出してきて、
自分は前にしか進めない。
ところが前方に向かって歩みはじめると、
前からもこちらに壁が押し戻して来る。
人間は永遠に、
過去の壁と、
未来の壁との間にはさまれて、
立ちすくんでいる自分を発見する。
確かに、
過去なくして現在の自分はありえない。
過去の壁が押し出してくれるからこそ、
現在の自分がある。
しかし、なんと未来の見通しの悪いことか。
目の前の壁にはばまれて、
一歩すら見えないのだ。
ここで、ある人は泣き出し、
ある人は笑い出し、
ある人は怒り出し、
ある人は困惑して立ちつくす。
誰も何も教えてはくれない。
なぜ二つの壁にはさまれているのか、
その意味も悟れない。
しかし、結局は、全員が同じことを始める。
両腕を伸ばして、
前の壁を押し始めるのだ。
一歩進むと、一歩分、後ろの壁がせり出してくる。
もう何も考えるな。
人間は過去と未来の間を生きるしかないのだ。
「今」を充実させる生き方とは~
★過去と未来の「壁」とは?
私たちにとって「過去の壁」とは、今までの失敗や挫折の体験を悔やみ、引きずる心だと言えるでしょう。
「未来の壁」とは、将来に対して「うまくいかないのでは・・」と悲観し、不安を抱いてしまうこと。
つまり、「持ち越し苦労」と「取り越し苦労」です。
しかし、そうしたネガティブな思いに囚われ過ぎると、今やるべきことに集中できなくなってしまいます。
★人生を拓く2つの秘訣
まず、過去の失敗や挫折に対しては、「自分の魂を成長させるきっかけになった」と前向きに捉え、心の糧に変えていくことが大切です。
未来に対しては、不安ではなく「夢」を描いてください。その夢を叶えるために、今、何をすべきかを考え、取り組んでみると良いと思います。神仏は努力する人に助力を与えてくださいます。神仏を信じ、素晴らしい日々を重ねていきましょう。
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