理想国家日本の条件 自立国家日本 日本の誇りを取り戻そう! 桜 咲久也

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【産経抄】3月1日から

2010年03月01日 03時36分45秒 | 旧・政治・経済、報道

【産経抄】3月1日 

                       

2010.3.1 02:33

週末に南米チリで起きた巨大地震のエネルギーは、

阪神大震災に比べて300倍以上に相当するそうだ。
1960年5月に起きたチリ地震は、記録の残るなかで
世界最大といわれる。それに伴う大津波が、太平洋
スピードで突っ切り、
 
安保闘争で揺れていた日本列島を襲った。

 ▼全国で住宅3891戸が全半壊し、死者、行方不明者は142人に達した。津波の強さもさることながら、事前の地震を感じず「音もなくやってきた」ために、被害をより大きくした。津波にくわしい作家の山下文男さんが指摘する(『津波てんでんこ』新日本出版社)。

 ▼最大の被災地となった三陸海岸では、「津波が来るぞ!」との声に、「地震もないのに」と、気にとめなかった人が少なくなかった。アメリカかソ連による水爆実験を疑った人もいた。そもそも、気象庁の津波警報が出たのは、海岸に第1波が到達してから2時間もたっていた。

 ▼このチリ地震を境に日本人は、海の向こうから押し寄せる津波にも、備えるようになった。50年後の今、津波の情報を国際間で共有するシステムが完備されている。危険の度合いに応じて避難勧告や指示が発令され、テレビでは、専門家が注意を呼びかける。

 ▼もっとも津波を監視し、その情報を伝える仕組みがいくら整っても、人々の記憶から津波の恐ろしさが薄れてしまったら、悲劇は必ず繰り返される。明治の三陸大津波で一族の多くを失い、自らも少年時代に体験した山下さんは、著書で繰り返し訴えてきた。

 ▼きのうの津波襲来を、われわれの「防災力」を確認する機会としたい。もちろん、ひとつの海でつながっているチリの惨状は人ごとではない。一刻も早く、被災者の救助と復旧の手を差し伸べたい。

    

 

 

 


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