米国挑発なら米軍基地や本土攻撃=朝鮮労働党機関紙
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞が6日、米国が挑発するならば韓国の米軍基地や米本土を潰すと威嚇した。
同紙は「われわれには米国の地を思い通りに打ちのめすことができる、強い威力の最先端の攻撃手段がすべてある」とした。特に、「核打撃手段は侵略の牙城を照準圏内に置いている」と述べ、報復打撃の撃発装置は準備できた状態だとした。攻撃対象として、「南朝鮮(韓国)の米帝侵略軍基地はもちろん、アジア太平洋地域の米帝侵略軍の対朝鮮(北朝鮮)侵略基地と米本土」を挙げた。
北朝鮮が制裁決議に初反応 政府声明で核開発の続行主張
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は4日、政府報道官声明を出し、国連安全保障理事会の新たな対北朝鮮制裁決議に対し「断固とした対応を取る」と表明した。朝鮮中央通信が報じた。
声明は国連安保理の制裁決議採択から約40時間後に発表された。決議に対する北朝鮮の初の公式反応となる。
北朝鮮は声明で、「対応には強力で無慈悲な物理的対応を含むいろいろな手段と方法が総動員される」として、「国連安全保障理事会の悪辣(あくらつ)な制裁決議をわが共和国への最も極悪な挑発として受け止め、断固として排撃する」と主張した。
また、米国をはじめとする大国が合法と違法を勝手に判断し、正義と真理が無惨に踏みにじられる現実を絶対に許容することはできないとした上で、今後も核開発と経済発展を並行する「並進路線」を掲げ、自衛のための核抑止力をさらに強化していくと主張した。
北朝鮮外務省も同じころに発表した報道官談話で、国連安保理の今回の決議を含むすべての対北朝鮮決議について「公正性と適法性、道徳性を失った犯罪的文書」と非難し、「全面的に排撃する」とした。
談話はまた、米国について「(対北朝鮮)敵視政策を最後まで捨てなかった」と指摘し、米国が全面的な責任を負うべきだと主張した。
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