【オスプレイ報道も“印象操作”か】
2012/07/28
高木 よしあき氏 ブログ転載
連日、米海兵隊の新型輸送機オスプレイに関する報道がメディアを
賑わせていますが、少し「行き過ぎ」といった感があります。
「オスプレイを載せた民間の輸送船が、○時○分に関門海峡を通過した」
とか、「(岩国基地に陸揚げされたオスプレイが整備のために)
プロペラを回し始めた」などと報道し、「オスプレイは危険」という
印象を必要以上に強調しているように思えます。
オスプレイの10万飛行時間当たりの死傷者を出すなどの重大事故率は
1.93で、米海兵隊の航空機全体の平均2.45を下回るという
データが出ています。
米国では、来年からオスプレイを大統領スタッフや報道陣の国内移動に
使用することが決まっており、米国ではオスプレイを特別に
危険視していないことが分かります。
しかし、7月26日には、オスプレイの10万飛行時間当たりの軽いけが人が
出るといった軽度の事故率は10.46であり、米海兵隊の航空機全体の
平均4.58を大幅に上回るとした報道がありました(※)。
こうした報道を見ていると、「やっぱりオスプレイは危険」という
印象操作をしいているのではないかと思うこともあります。
似たようなことは、原発や放射能についての報道にも言えます。
いたずらに危険性を煽るような報道で「風評被害」が増えましたが、
これなどは「風評被害」ではなくむしろ「報道被害」とも
言えるものではないでしょうか。
例えば、食品に含まれる放射性物質の基準を自然放射能よりも
強化したことなども、放射能への過度な反応の結果と言えます。
オスプレイを危険視する報道に対して、オスプレイを配備することの
意義についての報道は散見するに留まります。
オスプレイの長い航続距離と積載量の多さや機動性は、尖閣諸島などの
東シナ海周辺の防衛のみならず、韓国や台湾にとっても防衛上の
大きなメリットと言えます。
オスプレイの配備反対を訴えることは、軍備拡張を続ける中国や北朝鮮
を利することに繋がります。
もちろん、オスプレイが配備される予定の普天間基地は、一般住宅に
隣接しており、辺野古地区への移設を急ぐべきですが、オスプレイに
ついては、こうした国防上の視点からも議論することが
必要なのではないでしょうか。
※:7月26日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120726/t10013875451000.html
http://takagi-yoshiaki.net/3290.html
転載、させていただいた記事です
脱原発は支持しても、さすがに、「オスプレイ反対」までは
支持できないという国民は、多いようです。
↓↓は、導入反対が、
どこの報道でも一番盛り上がっていたときの記事です。
「オスプレイ反対不愉快。老朽ヘリよりずっと安全」
声荒げる勝谷誠彦
http://news.livedoor.com/article/detail/6783082/
抜粋
コメンテイターのテリー伊藤も「アメリカは世界でもっとも危険な
飛行場は沖縄と言ってる。その沖縄にオスプレイを配備されたら、
沖縄の人はたまったものじゃないですよ」などと心配顔をして見せる。
これに対し、勝谷誠彦(コラムニスト)は
少々奇異なオスプレイ(比較的)安全だ論を主張した。
「老朽化したヘリコプターとオスプレイとどっちが危ないのか
(といえば老朽ヘリである)。米軍はより安全な方法を取っている」
「新しいものにリスクは付き物だ。それでもベターだから導入する。
そういう冷静な議論はどこへいったのか」
また、オスプレイに乗るのは「われわれのために命を賭けてくれている」
米兵の方々であり、
「アメリカのタックスペイヤーは子どもたち(米兵のことらしい)を
殺すことを一番嫌がる」などと解説。
もしオスプレイが危険なら、アメリカ様が配備するわけがない
といった考えのようだ。
最後には、「感情的にアメリカから来るものは全部イヤだという
反対の仕方は、ボクは非常に不愉快だね」などと声を荒げた。
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