一般的なイメージは
人との大切な結びつき、とか
信頼し合えるつながり、みたいな
そんな感じなのかな。
「絆が深まる」や
「強い絆で結ばれて」なんて言いますよね。
でも私にとって「絆」はちょっと違うんです。
なかなか断ち切ることができない、
やや覚悟を強いられる、
なんだかそっちのイメージに
なってしまう…( ゚∀゚ ; )
以前、仲良くしてもらってた女性は
あまり人には気を許さないタイプだったようなのです。
それだけ慎重だということですね。
そんな方が、
ある時あたりから
「あなたにだから言うけど」とか
「あなたしか知らないことだから」とか
私に心を開いてくれていたのでしょうが
だんだんとそう言われることが増えてきまして
「あなたならわかってくれると思うけど」
いつしか私は彼女の中で
そんな特定の理解者ポジションになっていたようでした。
今思えば
これはマインドコントロールかもしれませんね。
「あなたならわかってくれる」と言われたら
『わかってあげなくちゃ』と
こちらもそれに応えようと頑張ってしまいそうになります。
彼女は「絆」を求めてたんだろうな、と感じます。
でも私は、
そんな彼女の
特別な存在になることは避けたかったです。
私には荷が重すぎます。
私は彼女に向き合ってあげられませんでした。
だんだんと向き合えなくなっていったのです。
このような思い出が
私の持つ「絆」のイメージにつながってるんですよね。
私って感情が冷めてるのかな、
なんて思ったりもして。
「絆」ってホントはどんな意味なのか
調べてみたんです。
Wikipediaによると
本来は、犬・馬・鷹などの家畜を、通りがかりの立木につないでおくための綱
なのだそうです。
それが絆?
そしたらワンコのお散歩のリードも絆?
まぁ、飼い主さんとの絆やもんね、確かに。
そして。
さらに驚きました!
しがらみ、呪縛、束縛の意味に使われていた。
「ほだし」「ほだす」とも言うそうで
「情にほだされる」なんて聞いたことある言葉です。
「絆される」と書くようです。
「ほだし」の意味を調べてみると
1 人の心や行動の自由を縛るもの。自由をさまたげるもの。
2 馬の足をつなぎとめるための縄。
3 手かせや足かせ。 (Weblioより)
一般的な「絆」の使われ方の意味とは
なんだかだいぶ違うことにびっくりしました。
かたい結び付きの「絆」、
その絶対的な強さがあるからこその
「痴情のもつれ」とか「怨恨のもつれ」なんて事件もいろいろあったりするのかもしれないですね。
今ここで本来の意味を調べたからと言って
「絆」のイメージを悪くする必要はまったくないです。
素敵な絆はたくさんあることと思いますよ!
また、
「絆」とは
振り返ったときに、気付くもの
そんなイメージも持っていれば
ある時、絆を感じた瞬間に
感謝しか生まれないような気がしますね。