【コピーライターになろう!】和歌山の取材をナメてはいけない。
おはようございます。
昨日は仕事が終わってから、大阪府倫理法人会の広報委員会に出席しました。
会社と自宅の往復だけでは、なかなか新しい出会いがありませんが、いろいろな業種の方と出会えるのは楽しい経験です。
しかも、広報委員には、広告業界の方も多いので、お話を伺うだけでも勉強になります。
今日の【コピーライターになろう!】は「和歌山の取材をナメてはいけない」です。
今から5年ほど前、和歌山に取材に行ったことがありました。
和歌山を訪れたのは、コブクロのファンミーティングが開催されたとき以来。
そのときは、観光バスに乗って行ったので、電車で和歌山を訪れるのは初めてでした。
事前に乗り換えを調べ、特急電車に乗って1時間ほどか……。自宅から取材先まで、2時間見ていれば着くかな?ぐらいの軽い気持ちでいたのです。
ところが! 天王寺の駅に到着して、初めて知ったのです。
JRの特急は、別料金を支払わないといけないことを。
目の前には特急列車「くろしお」が停車していましたが、あまりに仰々しくて、
「これじゃないよね……」と思っている間に、列車が出発してしまいました。
ど、どうしようとオロオロしながら駅員さんに、次に和歌山に行く電車をたずねると、大和路線快速の出発は20分後で、和歌山までは約1時間かかるというのです。
完全に間に合わない!
体じゅうの血が凍るような思いでした。
和歌山の営業所の方が車で迎えに来てくださる予定でしたが、会社に連絡し、カメラマンさんにも連絡し、遅れることを伝えました。
電車の中でもう一度、会社のことを調べよう……と思っていましたが、それどころではなく、頭は真っ白です。
そうだ、和歌山に着いたら、タクシーに迎えに来てもらおうと、タクシー会社にも連絡し、予約をしました。
このときで、2キロほど体重が減ったのではないかと思うほど。
そうして、和歌山駅に到着し、タクシーに乗り込んだ瞬間、後方にいたタクシーの運転手さんが、
「どこに駐めとんじゃー!」
大きな声で怒鳴られたのです。
和歌山って怖い! それが、和歌山に対する私の第一印象でした。
そうして、運転手さんに行き先を告げるのですが、和歌山の運転手さんのおっとりされていること!
大阪では「急いでください」とお伝えすると、細い抜け道をビュンビュン飛ばして行ってくれますが、和歌山の運転手さんには、「急いでください」は通じないようで。
途中からは、「田園風景を楽しもう!」と開き直りました(笑)
遅刻した時間は10分ほどでしたが、
「和歌山の取材をナメてはいけない」と大いに反省しました。
そうして、取材が始まると、なんと温かな会社だったことでしょう。
代表の方が社員さんを思う気持ちが家族を思う気持ちのようで。
後ろで聞いておられる採用担当者さんのお顔が実に誇らしげでうれしそうで。
確かに、こんなに思っていただけるのは、社員さんにとって最高の喜びだろうなと思えました。
4人の方にインタビューをさせていただきましたが、みなさん、このお仕事に誇りを持っておられました。命を乗せているという重みも感じることができました。
まだ入社して間もない運転手さんがバスを磨いているのをベテランの方が見守っておられる様子も心温まる風景で、ここまで来る間の大変さがいっぺんに吹っ飛ぶほど。
いい会社を取材させていただいてよかったなぁと感じました。
その後、トップページや代表インタビューはほかのライターさんが取材に行かれた際に書き変えられていますが、インタビューさせていただいた4人の方の原稿は今でも掲載されています。
コロナ禍で観光バスの需要は減っているかもしれませんが、この時期があるからこそ、バスに乗って旅行に出かけられる幸せを多くの方が再確認されているのではないでしょうか。
今も、和歌山の景色は私のなかに残っていて、近い将来、再び訪れることが夢のひとつになっています。
私が取材をさせていただいた株式会社クリスタル観光バス様の採用ホームページはこちらです。
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こちらは、コピーライター&児童文学作家
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