こんばんは。
第61回宣伝会議賞、長かった闘いが、ようやく今日11月1日(水)PM13:00、幕を閉じました。
結果はと言うと……、
今年はトータルで2,300本、応募することができました。
昨年は190本だったので、約12倍。
これは、昨年とくらべて、たくさん本を読んで勉強したとか、セミナーで学んだとか、尊敬できる師と出会えたとか、何かを努力して伸びたのかと言えば、お恥ずかしながら、そうではありません。
実力は昨年と変わらなかったかもしれません。
変わったのは、自分の気持ち。熱意。情熱。自分を信じる力です。
毎年、フル応募(全課題100本応募)されていたり、一次、二次、三次と通過され、ファイナルまで残られたり、受賞されたりしている方とお会いするたび、「恥ずかしいなぁ」という気持ちがありました。
穴があったら入りたいと思っているのに、どうしてもコピーから離れたくなくて、かじりついていたくて、集まりに参加していたのですが、そろそろ限界だなぁと感じていました。
私がシルバーを受賞したのは、第52回宣伝会議賞。
今から9年前です。
「過去の栄光」で宣伝会議賞を語るのは、どうなのかと。
そうして、プライベートでは、本業とは別にデザインの仕事を抱えていたり、ボランティアで冊子を作っていたり、子どものことで大変だったり、なかなか宣伝会議賞に没頭できない自分がいました。
そして、決定打は、
「コピーライターをやめなさい」という言葉。
「その年齢で正社員として雇っていただいたのだから、今の仕事に誠心誠意尽くしなさい」
そう言われて、がむしゃらに福祉の仕事をしてきた5年間。
この夏、ようやく解禁が解けたのです。
心のストッパーがはずれました。
この5年間は、コピーを書くことがいけないことのように自分をおさえていたのが、鎖が解けたのです。
夢中で書きました。
夜中にパッと目が覚めると、電気をつけてコピーを書き、少し寝て、会社に行く日々。
それでも充実感がありました。
コピーを書くのって、なんて楽しいんだろう!と思い出すことができました。
各課題の応募記録を以下に記しておきます(自分のためでもあります)
かなり苦労した課題がいくつもありました。
いや、苦労しなかった課題なんて、なかったかも。
ツラツラツラ〜ッとコピーが出てくるのは、30本、40本まで。
そこから、50本までいくのは、なかなか大変。
まして、そこを抜け、60本、70本、80本となるたび、コピーがやせ細っていないか、同じような言い回しをしていないか、気が気ではありませんでした。
ですが、「おっ!」というコピーが浮かんだときは、やっぱりうれしい。
本来は、そこからいくつもの書き方をためしたり、そのコピーをもとに、ボディコピーを書いてみたり、作品意図をしっかり描き込んでみたり、力を入れないといけない部分は多々あるわけですが、今回はほとんどできませんでした。
課題が発表されるまでの1か月、または期間中、それ以外の過ごし方全体を見直さないと!と思えた2か月間。
今からできることもたくさんあるので、まずは、スケジュールの立て方や、やるべきことがたくさん見えてきたので、カタチにしていきたいと思います。
最後まであきらめなかった皆さま、本当にお疲れ様でした!
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こちらは、コピーライター&児童文学作家
大野さとみ(おおのさとみ)の
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