子どもの頃、毎年のように初詣に訪れていた石切劔箭神社(いしきり つるぎや じんじゃ)を何年ぶりかで訪れました。石切神社は「でんぼの神さん」として、腫れ物などを治してくださる神様として、関西では有名です。
私は生まれつき、顔に赤あざ(単純性血管腫)があったので、心配した両親が毎年のように連れて来てくれました。石切神社は病気平癒の神様で、私が入院したり、子どもたちがケガをしたとき、父がお百度詣りをしてくれたこともあります。
今回は、その父がヘルニアの手術をするので、手術の無事を願いに来ました。
近鉄奈良線「石切駅」下車、南口を出て、線路沿いにまっすぐ歩くと、「石切参道商店街」の入り口があり、参拝客を出迎えてくれます。
占いの館や、はた織り工房など、昭和のレトロな雰囲気と、神秘的な空気が漂う商店街を歩いていくと、左手に見えてくるのが「石切大仏」です。
その先は、道が二つに分かれますが、左の道を進みます。
商店街の両側には、漢方、天然石、七味唐辛子、開運印、数珠、よもぎ餅、手焼き味噌煎餅、天津甘栗など、オリジナリティーあふれるお店が並んでいて、見ているだけでも楽しくなってきます。
長い商店街を抜けると、右手に見えるのが「石切劔箭神社」です。
11月8日は、神火祭(しんかさい)が行われていました。
神木(ごまぎ)に、氏名と年齢、願いごとを記入し、神火に投じて、病魔退散、家内安全を祈願する神事です。少し離れた場所からでも、神火の熱が伝わってきます。
お参りをして、お守りを買ったあとは、木からエネルギーをもらって、深呼吸。
空に突き進む麒麟のような木。
あ、太陽の中にお月様見ーつけた。
小さな頃に訪れたときの印象は、境内に露店が並び、にぎやかな雰囲気でしたが、平日に訪れた石切神社は、心も体も充電できるパワースポットでした。
ふと気がつくと、お腹ペコペコ。神社の鳥居を出て、すぐ目の前にあるお食事処「すずや」さんで、朝定食をいただきます。
山菜入りのかやくごはん、温かいにゅうめん、おでんの盛り合わせは、どれもやさしい味。おうどんやおそば、定食や丼のほか、くずもちやぜんざいなどの甘味も充実。
「石切丸」にちなんだ、石切丸うどん、石切丸のお茶会セット、石切丸のフォンダンショコラなどのメニューも豊富に揃っています。
帰りは、商店街を歩きながら、あれも欲しい、これも欲しいとなり、味見した瞬間、「何これ、美味しい」となったのが、焼き干し芋「都のはるか」です。
鹿児島県産のさつまいも(紅はるか)を焼き芋にしてから干しているのだとか。
もっちりした食感と、原材料はさつまいもだけというシンプルな甘さがクセになり、お土産にするはずが、一人で120グラム(5〜6本)ぜんぶペロッと食べちゃいました。娘たち、ごめん。。。
その娘たちが今、夢中になっているのが刀剣です。
石切劔箭神社には、平安時代の刀「石切丸」が奉納されています。平成30年の一般公開は、10月21日、22日の「秋季大祭宝物館一般公開」で終了しましたが、今後もこの取り組みは進められ、奉納刀を百年、千年先まで、残していかれるそうです。
パワーが充電できる霊験あらたかな【石切劔箭神社】の公式サイトはこちらです。
https://www.ishikiri.or.jp/sp/?transactionid=95022df92a1bacea34772bc2254332b3e15c136b
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