結局、 三連休はまったくと言っていいほど、創作が進まなかった。焦る一方、昔お世話になった整体師さんのことばを何度も思い出した。
「ずっと同じことばかり考えてちゃ、だめですよ。脳は休ませたほうが、次の時、よく働くんですからね」
夫の胃痛もわたしの肩凝りと頭痛も完治させてくれた先生のことばだけに、真実味があった。何もできなかったけど、脳は浜辺でパラソルのついたカクテルを飲んだくらい、休めたかもしれない。
けど、カレンダーを見ると、焦りはかくせない。20日。とうとう、20桁に突入! う~、まじで間に合うのか!? そうだ、そうだ、時間の使い方だと、自分を落ち着かせる。
朝、子供たちを見送り、掃除機をかけたり、お茶碗を洗うのを10時までに終わらせる。
終わらなくても、そこで打ち切り。10時から12時までは、創作ゴールデンタイム。ネットもしないようにしよう。この時間に集中できるかどうかで、かなり変わってくる気がした。
10時。予定通り、原稿に向かう。でも、ちょっと待てよと。モチベーションを上げるための読書は欠かせない。1冊の本を開く。タイトルは『集中力』。んもう~、こういう本を読んでること自体、集中力がない!! この本は、5才で将棋を始め、21才で史上最年少の名人位を獲得された、谷川浩司名人が書かれた。勝負に勝つための集中力、思考力、記憶力、気力について、実際の将棋の対局を例にあげて、わかりやすく説明されている。
中でも、感動したのは、勝つためには、運も大切で、その勝運を呼び込むには、どうすればいいかというくだり。それは、どれだけ将棋に打ち込んでいるかで左右される。将棋に費やす時間が長い人ほど運を呼び込めると書かれていた。あー、それなら、できるかもぉ。勇気を授かる。さらに、将棋に限らず勝負事で勝つための心構えでもっとも大事なことは、焦らない、あきらめないことであるということばも、実際の例をあげられてるので、すごく身に沁みた。
もうひとつ、目標に向かう途中で簡単に結論を出すな!ということば。ジーンときた。わたしが今独身で、こんなことばをひっさげて谷川名人にプロポーズされたら、コロッといくだろう(って、そんなことは地球が四角になってもありえないけど)。
実質書ける日数は、あと8日。いま書けてる枚数は22枚。かなり気弱になってたけど、この1冊でまた奮起。
お昼すぎ、一度、集中力がとだえたけど、とってもうれしいメールを頂いた。そうか…、子供を意識しすぎるより、本当に自分が書きたいものを書けばいいんだ!! かせが取れた。この方々には、いつか大声でお礼が言えるようにしたい!! 自分が書きたいものなら、ツルツル出てくる。あ、あれ? ヒーロー役がヨ○様みたいになってきたけど、これもかせが取れたせい?なんて思いながら、とにかく書きたいように書いた。子供が言ってた未来の乗り物も出した。悪役も後半で登場させた。ノリにノッて、3時半の時点で、46枚。
トンネルの先の光が見えてきた!! このペースでいけば、今週中には原稿ができあがる!!と思ったら……、夜中、にこの熱がぶり返した!! お~~~、神様ぁ~~~!! 世の中はうまくできている。
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