【第58回宣伝会議賞に挑戦中】★私が大切にしていること★誤字・脱字を撲滅する
おはようございます。ここ2、3日、暖かな日が続いていましたが、今朝の大阪は冷え込みが厳しくなっています。こんな日に限って、会社にコートを忘れてきました(^^;)
今日の【第58回宣伝会議賞に挑戦中】「私が大切にしていること」は「誤字・脱字を撲滅する」です。
誤字・脱字とは、漢字表記や送りがなが間違っていたり、ひらがなやカタカナなどの文字が抜けていたりすることを言います。
自分では合っていると思っていても、少しでも「ん?」と思う言葉があれば、辞書などで調べることをオススメします。意外に、ずっと間違ったまま、使い続けている言葉もあったりします。
パソコンでwordを使っている方であれば、間違った表記は、文字の下に赤い波線が付くことがあります。
または、「校閲」→「スペルチェックと文字校正」をクリックすると、間違った表記が赤字で記されますので、ぜひ、チェックしてみてください。
誤字・脱字は、本当に恐ろしいです。
なので、「誤字・脱字に気をつける」どころではなく、「撲滅する」です。
コピーライターになって3年目、転職した東京の広告プロダクションの社長は、それはそれは厳しい方でした。毎日、社員を怒鳴り散らしているような社長で……。
入社当時はまったく信頼されていなかった私ですが、プレゼンが通り出すと、少しずつ信頼していただけるようになりました。
チラシのラフを持って行くと、
「お、いいね〜」
などと、社長は上機嫌です。
が! 次の瞬間、ラフに誤字を見つけると、
「どうなってるんだー!!」
と雷が落ちるのです。
あるとき、製品チラシの裏面のスペックで、g(グラム)とmg(ミリグラム)の表記を間違えたことがありました。
何度も声に出し、2人体制で読み合わせもしましたが、間違ってしまったのです。
そのとき、社長から怒られはしませんでしたが、訂正シール代が3万円かかり、クライアントには、シールを貼る手間をかけてしまったので、とても反省しました。
また、これは3年ほど前ですが、求人広告のWEBサイトで、社名を間違ったことがありました。
「○○○○寿司」と原稿に何か所も書いていましたが、正しくは「○○○○寿し」だったのです。
まだ、デザインに進む前でしたが、そのあとの取材では、ディレクターの顔の怖いこと! 信頼を取り戻すのに、かなり時間がかかったことを覚えています。
たまに、『SKAT』に掲載されているコピーでも、誤字・脱字があるものもあり、正直、「審査員の方は気づかなかったのかなぁ」と不思議に思います。
きっと、ほとんどのコピーは、誤字・脱字があった時点で、落とされているのではないでしょうか。
今回の課題で言えば、「ユニリーバ・ジャパン」さんの商品名は、
「ダブ」ではなく、「ダヴ」です(パソコンでは、「V」「U」で出ます)。
フレクシェさんも、アルファベット表記をする場合、「FLEXSCHE」のスペルは合っているでしょうか?
ビオフェルミン製薬さんの商品の正式名称は、「ビオフェルミン」ではなく、「新ビオフェルミンS」です。
パナソニックさんの「コンボ ライト」は、「コンボ」と「ライト」の間に、半角スペースが空いています。
また、よくある漢字の間違いだと、
「気持ちが暖かい」などと書かれてる方も多いですが、「暖かい」は気温などを表す場合で、気持ちなどの場合は、「温かい」を使用します。
「出来る」と漢字で書かれる方もおられますが、公式な文章では「できる」が一般的です。
「宅急便」という言葉は、クロネコヤマトさんが商標登録されているので、広告では使用できません。「宅配便」と変更する必要があります。
同じように、万歩計(山佐時計計器さんが商標登録)セロテープ、セロハンテープ(ニチバンの商品名)などの言葉も使用できません。
LINEという言葉も使えないので、「メール」という言葉に置き換えている広告もよく見かけます。
せっかく発想の素晴らしいコピーも、誤字・脱字があったり、使用できない言葉が含まれていたりするともったいないので、ぜひ、見直してみてください。
私も今から、見直したいと思います!
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こちらは、コピーライター&児童文学作家
大野さとみ(おおのさとみ)の
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