その両側の歩道に、力士像のモニュメントが並んでいる。
某日、それらの力士像をカメラに収めた。
いずれも、かつて本場所で活躍した力士になぞらえて制作されたのだろう。
大相撲は、戦前、戦後を通じて日本人が愛してきた文化である。
庶民が愛してきた文化である。
天皇陛下も本場所にはご観戦をいただく文化である。
国技とされ、NHKも特別密接に関与、放送している。
そのお膝もとの両国の人々の暮らしの一部にさえもなっている。
昨今、相撲部屋内の暴行致死事件、野球賭博関与の問題、更には八百長相撲の問題さえも表になって、国技も汚辱にまみれている。
相撲協会は、この力士群像に象徴される大相撲への人々のあこがれに思いを寄せ、健全スポーツへの脱皮を果たしてもらいたい。
柔道は、昔は柔術といっていたが、英傑嘉納治五郎によって柔道に昇華され、世界のスポーツになった。
相撲のほうは、勧進相撲とか、蒙御免とか、相撲興行、相撲部屋、相撲茶屋などと、取り巻くもろもろが垢抜けなかった過去がある。
でも、それらを乗り越えて近代化しようとするのが協会の役割なのだ。
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