稀勢の里 ついに引退

日本人横綱、稀勢の里は休場場所も通算して、８連敗だというので、とうとう引退に追い込まれた。
今場所、怪我が相当回復したといわれて、出場したが、初日から御嶽海、逸ノ城、栃煌山と３連敗で、進退ここに極まった。

そもそも横綱とは、力士中の最強であるはず、それが、これほどコロコロと負けるのだから、やっぱり無理なんだ。

取り組みを見ていても、自分の有利な体勢に持ち込むことばかりに固執せざるを得ず、それ以外の自分に有利な展開ができなかった。腰が高い。脇が甘い。
それで、はたかれては体勢を崩し、ひっくり返る、土俵を割ってしまう。そんな横綱らしからぬ敗戦を続けてしまったのだ。

横綱就任時の破壊力は怪我以来、影を潜めて、これでは下位力士に金星を配給する情けない戦績しか残せなかったのだ。

角界は大方が擁護の風潮だったけれど、実力万能の世界では、温情は通用しなかったですね。