70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

自分は最高傑作だ

2015-09-02 17:34:12 | 愛すべき子どもたち

8月下旬、さんあいの男の子達は、世界陸上北京大会のテレビ放映に熱狂していた。

それにしても男子100メートル、200メートル金メダリスト、ジャマイカのボルトはすごい。その体格といい、走りといい、他の選手を圧倒していたように思えた。一方、日本選手は、明らかに体格的には他の国の選手に比べて劣っているように見えた。同じ人間なのにどうして民族的に体格の違いがあるのか不思議である。でも日本人は体格では劣るが、世界で一番長生きだ。それは食文化や健康意識の差なのか、それとも体格と関連する民族的な特性なのか?

 

世界陸上など見ていると、同じ人間なのに明らかに体格や体力、そして能力にとんでもない差がはあことを実感する。だからと言って人間として本質的に差があるわけではない。話は飛躍するが、日本は格差社会といわれる。勝ち組、負け組などという悲しい言葉も流行っている。でも勝ち組でも、負け組でも人間の本質に差があるわけではない。

 

聖書によれば「神がご自身のかたちに人を創造された。」と言っているばかりか、「それは非常によかった。」とも言っている。つまり、“人は神の最高傑作である”と宣言している。

 

人は、容姿や体格、能力や性格など様々だ。でも究極的にはその本質において神の最高傑作なのである。だれに差別されようが、自身を受け入れることが出来なかろうが、神の目には、非常によい最高傑作なのだ。さんあいの子どもたちが、人生の荒波の中でも「自分は最高傑作だ。」ということを盾にして前向きに生きて行くことを望んでいる。

 

 

走りが早くても遅くても、最高傑作!

 

 

 


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