さんあいでは現在、女の子用の一時保護所と男の子用の一時保護所を併設しています。県内で男女の一時保護所を設置している施設は他にありません。おそらく全国的にも珍しいと思います。さて一時保護されてくる児童は、短いケースは1週間程度で退所しますが、長いケースですと1年近く滞在する子もいます。また正式な入所児童とは違い、転校手続きができないので地元の学校に通うことは出来ません。ですので、さんあいでは学習支援としてボランティアやNPOとの協力で複式学級を午前中に持っています。
保護中の児童の安心安全を確保するため、外出にも制限があります。でもさんあいでは一時保護中であっても、入所児童と同じような生活を送れることを目指して外出の機会にも配慮しています。夏休み中、入所児童は1泊の特別外出に行ったり外出する機会が多くありますが、一時保護児童はその機会はありません。そこで先日、男女一緒に楽しいお出掛けの時を持ちました。ラウンドワンで思いっきり遊んで焼き肉を食べるコースです。
全国の一時保護所改革が進められています。それは今さんあいで進めているような家庭的な生活や学習の機会や外出の機会、また情報へのアクセスです。さんあいの一時保護所の働きが全国のモデルになるよう、より子どもの暮らしやすい一時保護所にしてゆきたいと思います。
みんな学習の時以上に真剣です。
一時保護所にいること自体が子どもたちにとって非日常です。思いっきり遊んで思いっきり好きなものが食べられるストレス発散の時が必要です。
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