いこのべ堂 営業記

ネット売買の記録簿として復活しました!

葛藤

2004年08月12日 15時09分04秒 | こころのまど
毎日おもしろおかしくブログを書いているが、今週は仕事に行っていない。

正当な夏休みというわけではない。
月曜は代休だったが、あとは予定外の無断欠勤だ。

朝起きてもどうしても身体が動かない。
いや、以前と違って身体に変調は無いのだが心が出勤を拒否している。
いちおう朝食は取るのだがその後シャワーをあびたくない、着替えたくない、また寝床に戻ってだらだらとしてしまう。

「朝起きて出社する」その普通のことが全くできない。
休むことが普通のことになってきた気がする。
出勤時間の8時から10時頃まで布団の中で、行くか休むか、ものすごい葛藤を繰り返している。(結局行かないんだけど)

毎日毎日・・・。
苦しい。辛い。職場の皆に申し訳ない。自分が情けない。
職場に自分の居場所が無い気分。

精神状態が不安定で医者に行きたいが今週は病院も夏期休暇。
今日は社内のカウンセラーと面談の約束があったが田町に行く気力がわかずキャンセルしてしまった。

この先どうなってしまうんだろう、不安だ。
また診断書を出してもらって長期離脱してしまおうか。

百器徒然袋~風~を読了

2004年08月12日 14時36分24秒 | 映画と読書
京極夏彦の新作「百器徒然袋~風~」をようやく読破した。

今回もあいかわらずの厚さで520ページもある。
短編というか充分読み応えのある中編が3部作だ。
「探偵小説」と銘打ってあり、おなじみの薔薇十字探偵の榎木津サマが大活躍。
あいかわらず全然探偵っぽい推理とかはしないのだが。

今作は「招き猫」「鏡」「面」がテーマだが、3作とも本島という、しごく平凡な男が主人公で語るので感情移入しやすく読みやすい。
京極堂シリーズは偏執的な狂人が一人称で語るような作品が多く、読みにくい物もあるのだがこの「探偵小説」は爽快で気分が良い。
前作「オンモラキのキズ」(漢字が面倒い)に比べても読後感はすっきりしている。

ただ、いつもどおり今回もストーリーの展開が遅い。
この作家の特徴でもある伏線と脱線だらけだ。
ちょっと読んでいてじれったくなってくる。

それと、今作の京極堂は親切すぎませんか?
なんだか丸くなってしまった気がする。
ウンチクの多さととっつきにくさが身上だったと思ったが。

ところで、第1作「ウブメの夏」の映画化決定!
あの暗~い雰囲気をどう表現するのか楽しみです。
私的に一番ヒットの「魍魎の函」も是非!