いこのべ堂 営業記

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機動戦士ガンダムSEEDを制覇

2004年09月02日 23時27分53秒 | 映画と読書
ビデオデッキが壊れてしまったので、はるばる遠方のTSUTAYAに出向いてDVDで最後の1巻をレンタルしてようやくSEED鑑賞を制覇した。
暇にまかせて5月頃からちまちま見続けてようやく50話で完、長かった。

この作品はファーストガンダムの現代的焼き直し版である。
現代の科学的考証からモビルスーツを再構築したら、という視点で物語が描かれており、一年戦争のリニューアルとしては大成功だろう。
原子力の封じられた世界。バッテリーで稼動するMS。OSの出来に左右されるMSの性能。コーディネータ(遺伝子操作された人間)とナチュラル(通常の人間)の対立など散見する設定がいちいちニヤリとさせられる。
またファーストを思い出して、今のシーンはランバ・ラルのあれだな、とかなぞって対比できるのが楽しい。

前半は大ヒットも納得の丁寧なつくりだった。
ストライク・ガンダムのガンプラを買おうかと思ったくらい。

しかし、最近のアニメの特徴か、伏線と情報量の多い後半は何がなんだかわからないことに。

敵が味方になり味方が敵になりクルクルと代わる人間関係についていけず。
超絶兵器を入手した超絶主人公が信じられない戦果をあげるスーパーメカ物に大変貌。
人格がころころ変わるメインキャラクター達においてけぼり状態。
終盤は放映納期に追われてイケイケでやっちゃった感じでした。

しかしなんだかんだ言いながら、ファーストガンダムのファンなら欠点や突っ込みどころも含めて間違いなく楽しめます。
登場キャラが妙に美形ぞろいなので女性にもおすすめ。
予想外の大ヒットにバンダイも気を良くして外伝の続編や映画化の予定もあるようですね。
しっかり釣られてしまいそうだな、俺。