大型連休の後半には、福岡地方は豪雨に見舞われました。その中で、6日(土)に北九州市小倉北区で「森鷗外を語る会」が開催されたので、私も聴講しました。場所はかつて鷗外が小倉の旧陸軍12師団司令部の軍医部長として勤務してた時の住まいです。この語る会は「北九州森鷗外記念会」が毎月第一土曜日に開催しているイベントで、鷗外の文学や考え方、人物像を中心に研究してきた識者による講座。この日は、この会の理事の養父克彦氏が「鴎外 うた日記」について、研究された一端を話されました。場所は鷗外が住んでいた頃の庭の一部が見える座敷間、温かみのある寺子屋スタイルの教室です。コロナ明けと豪雨の中で、20人弱の聴講者でしたが、ほんわかとした雰囲気の中で楽しく行われました。来月、6月19日は鷗外が軍医部長として小倉に赴任した記念日です。毎年恒例の「森鷗外を偲ぶ会」のイベントが開催されます。
(上記ポスター: 安廣徳行氏作成)
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