2月1日映画サービスデー。何か見ようと思ったらちょうどベルばら始まってた。
でもチケット取った後、ガンダムもあったなぁと。
入場特典は角2封筒を渡されるので要注意。
西新井行ったら一番大きいシアターだった。
客層は往年のベルばらファンって感じの中高年女性が大半。
女性はどう感じるかわからないけど、少なくとも昭和アニメ版ファンの男子はこの映画を観なくても大丈夫。むしろ観ない方が心に健全かも。
以下、ネタバレ注意。
これはストーリーを楽しむ映画ではない。2.5次元的なMV映画。
ミュージカル調ならまだいいんだけどね。2.5次元的なのよ楽曲がことごとく。衛兵隊の合唱とか、今のアニメ苦手な自分にはキツかったわ〜
デュバリー夫人に声をかけた屈辱の一幕も序盤MVの一コマ。まぁ尺から見て仕方ないけど、原作や旧作アニメ知ってる人にしかわからないこの一コマは必要だったのか!?
そしてオスカルがドレスを着てフェルゼンの前に現れるエピソードも途中からMVの餌食に。フェルゼンの口が私を語った、のくだりをセリフなしでやるかね!? 表現者としては逃げの演出じゃない?
この一連の演出、池田理代子の意向なのかな〜
尺的に話を4人に完全に絞るのはいいんだけど(オルレアンの暗躍とかロザリー姉妹の話とか一切ない)、それにしても、オスカルがどれだけフェルゼンを想っていたのか、全然伝わらないし、フェルゼンのアントワネットへの想いもこれじゃ足らないし、アンドレも中途半端だし…この映画だけ見て4人の関係に思い入れられる人っているのか? 原作や旧作アニメ知らずにこの作品見て、感情移入できる人いるの!?
てくらい残念な演出だった。これならMV端折ってもっとセリフで見せるべきだったんじゃないの!?
アンドレがワイングラス持ってオスカルに飲むな!のやつは毒を盛ろうとしたの?
よくわからなかった。ブイエ将軍に刃向かったから? でも騎士に対して毒殺はないでしょ!?
オスカルの衛兵隊への演説もなんだかなぁ、演出は感動してくださいだったけど、感動はまったくなかったな。
アンドレと夫婦になる場面とかオスカルが病に倒れないとかの原作との違いも原作者による演出なのだろうか…まぁこの辺は別に違和感ないからいいけど…
SEと美術はリアルで良かった。
チュイルリー広場とかバスチーユとか、TVシリーズではここまで細かく描けないからね。
最後のバスチーユも歌流れてきて何してくれるんだとは思ったけど、途中気にならなくなった。ラストシーン、バスチーユだけは良かった。このシーンだけに、映画にした意義と見た甲斐を感じた。
4人に絞っておきながら、アントワネットとフェルゼンの最期はEDでテロップ説明だったのも…
まぁ1本だからねぇ。最初から3,4本作れるビッグプロジェクトならこんなことにはならなかったろうし、仕方ないかな…