間が空きました。改めて申し上げますが、このコーナーは記憶を頼りに想い出を書くコーナーであり、作品の詳細情報はありません。また、間違ったことを書くことがあるかもしれませんが、ご容赦あるいはご指摘いただければ幸いです。
小学校時代、僕たち子どもにとって(あるいは僕個人だけかな)土曜日は黄金の土曜日でした。3年生以降は夕方5時半からガンダム以降の日本サンライズのロボットアニメ、6時からは戦隊シリーズ、6時半からタイムボカンシリーズ、7時からはヤマト2とか、新巨人の星もこの時間だったかな。7時半からはゴレンジャー、ジャッカー、ドリちゃん、宇宙からのメッセージ、そしてその後番組として、あばれはっちゃくシリーズが始まり、8時からは言わずとしれたドリフ。いったいいつ晩ご飯を食べていたんだろうと思います。
とにもかくにもタイムボカンシリーズ。小学6年間をタイムボカンシリーズと共に過ごせたのは幸せだったと思います。ひたすらワンパターンなのですが、毎週、大笑いしてました。
最初のタイムボカンが始まった時はまだ幼稚園でした。メカブトンという言葉は知っていましたが「布団」を連想して仕様がありませんでした。同じ団地に住んでいた友達がメカブトンの超合金を持っていて、うらやましかったです。近所の別の友人は小型のドタバッタンを持っていて、よく外で、頭を地面に埋めたりしてピンチ場面を再現して遊びました。昔の子どもは(今は知りませんが)、超合金で外遊びを平気でしたんです。だからよく錆びてました。僕は超合金など滅多に買ってもらえないので、もっぱら油粘土で3次元化して遊んでました。クワガッタンのヘリコ部分は、油粘土では上手く立ってくれず、へこみました。
ヤッターマンは、やはり団地の友達がヤッターワンの小型超合金を入手し、朝一でウチに見せに来たのを覚えてます。朝一ですよ、朝一。昔の子どもの生活は穏やかでした…。僕はというと、相変わらず油粘土でヤッターアンコウなどを作成してました。
タイムボカンではペラ助が思い出した目的地を3悪が盗み聴いて追いかける展開でしたが、ヤッターマンは逆。ドクロベエの指令をオモッチャマが盗み聞き、「大変だコロン」とガンちゃん達に報告してました。タイムボカンは時間移動の出来るマシンでしたが、ヤッターマンのメカたちは普通に走ったり飛んだりしてるだけなのにどこへでも行けます。でも当時の子どもは誰もツッコンでなかったと思います。穏やかな時代でした。タイムボカンの丹平ちゃん、淳子ちゃんの「おれたちゃ怪しいもんじゃないんだよ」「そうよ、おじいちゃんを捜してるだけなのよ」に比べ1号、2号の「おれたちゃ怪しいもんじゃないんだよ」「そうよ、ドクロストーンていう石を探してるだけなのよ」は結構怪しいと思いました。
ヤッターマンは登場メカが多く、「1,2が出たらヤッターワン、3,4が出たらヤッターペリカン…」などの選び方にも毎週わくわくしてました。
ヤッターマンがメカに乗るあの体制、清掃自動車のおじさんが同じ体制で清掃車に乗っていて、相当憧れました、清掃車。当時、本気で清掃自動車のおじさんになりたかったです。
続いてゼンダマン。シリーズの中でもなかなかマニアックな作品ではないでしょうか。僕的には初めてゼンダライオンの超合金を買ってもらった記念の作品です。そうとうお気に入りのおもちゃでした。
小原乃梨子さんの「悪が呼んだか血が招いたか、悪の固まりアクダマン」のインパクトも強烈だったし、ゼンダゴリラの「りーららりらら??」もクセになりました。
オタスケマンはゲキガスキー(山本正之さん)の棒読みのようなセリフ回しが大好きでした。
ヤットデタマンはかなり好きです。3悪の風貌がいつもと若干違う感じで、名前もジュリー・コケマツ、アラン・スカドンと、セカンドネームがあるんですよね。スカドンの奇人変人コーナーの「普通の人の場合、スカドンの場合…」ヤットデタマンの「ついにでたでたヤットデタ…」の名乗り、ミレンジョ姫がカレン姫に毒づく「たちんぼ姫!」、極め付きは最後の猿芝居。最後の最後に大巨神を怒らせてしまう3悪、コマロ王子は最高でした。カーン、ブブブブ…大激怒!!
イッパツマンはもうめちゃめちゃコッコよかったですね。「ジュジャク、ジュジャク、どこにいるのかジュジャク、たれかジュジャクを知らないか」など、今までずっとコミカルなナレーションをしていた富山敬さんが主役に! そのイッパツマンがついに3悪に負けてしまうのだけど(実は隠球四郎にやられた)、やられたイッパツマンの正体はアンドロイドのようなもので、それを豪さんが操っていたということが判明。その後は豪さんが直々にイッパツマンとなり、ハルカが超能力で補助? というシステムに。これはすごかったです。感動しました。
メカも逆転王、三冠王ともにカッコよかったです。逆転王が変形する際、毎週、カッコイイBGが流れてました。すごく好きだったのですが、三冠王になってこれに歌詞が付きました。一番盛り上がるメロディのところに「誰が誰がわかろう!」という歌詞が付いたのを初めて聴いたときにはぶっとびました。「合わねー」というのが最初の感想で仲間うちでも“笑える歌”として歌ってました。しかし次第に慣れてきて、ダサカッコイイ作品になっていきました。リアルタイムでイッパツマンを見ていた僕たちにとってあの歌は「三冠王の歌」です。しかし実際CD化されて今世に出回り、カラオケにもなっているのは「嗚呼!逆転王」。逆転王の歌なのです。てことは逆転王のBGの時にすでに歌詞も出来てたんですね。世間的にも実際にもあの曲は逆転王の歌となってますが、三冠王の歌として認知できるリアルタイム世代を誇りに思いたいと思います。
イッパツマンには悪側にコン・コルドー会長が加わりますが、そのおかげでドラえもん3人衆そろい踏みとなります。
イタダキマンになるともう中学生。見たり見なかったりになりました。そんな子どもが増えたのか、確か打ち切りに。4クールかけて埋める予定だったのか? のオシャカパズル(だったかな)が突然膨張し、ピッタリ完成して終わったと思います。
何年前だったか、キラメキマンが始まった当初は懐かしんで見てましたが、さすがに子ども番組、今更のめりこめるものでもなく、途中から見なくなってしまい、気づけば終わってました。
来年にはヤッターマンが復活するそうで。多くの寓話、ことわざ(ぶたがらみに変えられてるけど)、教訓(特に最終回のどんでん返しはどの作品もすごかったな??)を示してくれるタイムボカンシリーズは今の子ども達にとって、すばらしい番組になるのではないかと期待しています。ただ、大人が今更ヤッターマンから教訓を教わってる場合ではないので、僕自身はワンパターン部分でも楽しみながら見ようかなと思います。
最近でも僕はよくタイムボカンシリーズ、タイムボカンからの登場人物の名前を思い出していくということをします。オタスケマンまではエンディングに3悪の名前が出るので容易に思い出せます。ヤットデタマンからはエンディングに名前が出なくなりますが、インパクトが強いので思い出せます。ただ、カレン姫の名前はよく忘れます。
しかし、イッパツマンとイタダキマンはどっちがどっちだか、よくわからなくなります。コスイネン、ダサイネン、キョカンチン、トンメンタン、ムンムン、ヤンヤン。う~む、何故だろう。イッパツマンよく見てたはずなのに。
もう一つ、これは資料がないのでどうしても思い出せません。確かオタスケマンのOPから、八奈見乗児さん(いわゆるボヤッキーキャラ)が最後に一言申すようになります。オタスケマンでは「え??カッコするなよな!」、ヤットデタマンでは「いつまでもそういうカッコさせないからな~ぁ(ベチョッ←パイをぶつけられる)」、イタダキマンでは「なんでもかんでも いただき いただき いただき…」を受けて「あげないよ!」。イッパツマンは後半「こういう方もおられるんですよ」と言ったあと三冠王の銃口に包まれ閃光。銃口がはずれ黒こげになったコスイネンが「いけず~」(全部記憶なので間違ってるのもあるかもしれませんがご了承を)。で、イッパツマンの前半がどうしても思い出せないんです。どんなんだったかな~。
そこでクイズ。イッパツマンのOP(多分、前期)でコスイネンが最後に言っていた一言は何でしょう?