(サラの誕生日のワンコ用ケーキです)
あたしの誕生日の日の夜のことです
すなわち昨夜の真夜中の出来事です
パパとママはぐっすりと眠っていました
(フムフム、これがあたしのケーキね)
すると突然パパが
「サラ、サ~ラ
、サラちゃ~ん
」
となにやら色んな呼びかけバージョンで
あたしの名前を呼び出したそうです
ぐっすりと眠っていたはずのママは、
モスラの目覚めのようにギラリと片目を開けました
(こちらは人間用のケーキです)
そして暗闇で静かに息を潜めていると、
パパはまだ寝言を言っているようです
でもどうやらあたしの名前しか出てこなかったそうです
ママもおそらくパパが
あたしをかわいがっている夢でもみているのだろうと
納得しました
そして再び眠りについたそうです
(自分は食べたくせにまだお兄ちゃんのを狙ってます)
うちのパパはとにかく疲れているとき
はっきりとした寝言を言うそうです
しかし未だかつてママの名前が
寝言で呼ばれたことはないそうです
きっとパパは、
ママ以上にあたしのことを
想ってくれているんだと思いました
(なんとしてもおこぼれを頂こうと必死です)
でもあたしのパパは寝言でなんでも言ってしまうから
とっても危険です
それに翌朝全く覚えていません
(自分のケーキが入っていた器を名残惜しそうに舐めてます)
ママはこのうるさい一騒動に
眠りを邪魔されたので怒っていました
これがあたしの誕生日の真夜中の事件です
パパ、そんなにもあたしの事を
愛してくれていてありがとう♪