今日はママがあたしのことについて久しぶりに書きたいらしいわ・・・
なにかママが言いたいことってあったかしら・・・
最近特に思うのだが、サラの一体一番好きな人は誰かという事だ。我家にやってきたその日から毎日毎日私はサラをどれだけかわいがり世話しているか・・・サラもそこのところは重々承知していると思う。
それでもどうやら私が一番好きな人ではないようだ。普段何一つサラの世話もせず、気まぐれに可愛がる主人がサラにとって一番好きな人ではないのかと思える瞬間が度々ある。
何しろ主人が会社から帰ってくる音を聞きつけると、もう気が狂ったように狂喜乱舞する。そして私の指示などまったく聞こえてないようだ。私がいくら「サラ、お座り！」などと言って落ち着かせようにも、「うるさいわ！ほっといて！いまあたしはそれどころじゃないのよ」ってな態度をする。そして主人がリビングに入るやいなや二人の愛の抱擁は始まる。しばらく続いたあと、サラは主人の横にべったりと張り付く。そして膝の上に抱きかかえてもらい、触られ放題だ。それこそ至福の顔をしている。私には見せたことがない顔つきだ。一体私がどうしたらサラがこんな状態になるのかまったく見当がつかないぐらいだ。
とにかくベタベタに甘えるのだ。見ていて腹立たしいものがある。私にもちょっとはそんな態度をしたらどうだい！と言ってやりたい。
次に息子。これまた息子が学校から帰ってくる気配を感じるとそわそわと落ち着きがなくなり、しまいにはキュンキュン言い出す始末だ。そして一歩息子が玄関に入ると待ってましたとばかりに息子に飛びつく。４７ｋｇの体重で３２ｋｇの息子に体当たりだ。息子はよろけて吹っ飛ばされる。その後もまた息子に腹を見せ、大股開きで甘える。とめどもなく、仰向けになり大股を広げて甘えている。
しかし私には滅多な事でこんな甘え方をしない。以前は朝起きてきた時だけ、私に全身でほんの少しの時間だけ甘えていた。たしかに仰向けになり、腹をみせ撫でて撫でてと要求していたものだ。ところが最近は起きてきても、一通りのご挨拶が軽く済むと、すっとケージに戻っていってしまう。
なんなんだ！この差は！私にも腹を見せて甘えて欲しい。仰向けでジタバタ暴れて欲しいのだ。ところが腹などまったくと言っていいほど見せてくれない。私も意地になってなんとかサラをひっくり返そうとしてみるがスタスタと逃げられる。
こんなものなんだろうか・・・このお嬢、一体なにを考えているのやら・・・私には理解できない。唯一私がサラに対して出来る技は、「サラ、お座布に、お座布に来て～」と懇願すると、つまらないおもちゃを咥え、サラ専用の座布団にどかっと寝そべってくれることだ。そしてそこへ私が馬乗りになっていくら抱擁しても許してくれるのだ。
う～ん、でもでもこれでは納得いかない私である。私がサラにとって一番であって欲しいのだ。
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