(ご飯の前の期待したニコニコ顔です)
あたしのママは、インフルエンザにかかって寝ていた
お兄ちゃんに特別メニューのご飯を作っていました
もちろん病気のお兄ちゃんに食べさすべき物は
消化の良い出来るだけ栄養価の高いお食事でなければなりません
(栄養満点の手作りフードです)
そう、ちょうどあたしが食べているママの手作りフードのような
栄養満点の柔らかいものが良いのです
そこでママは思いつきました
「そう、そう!ちょうどサラちゃんのご飯を作る時に一緒に
お兄ちゃんにもご飯を作ってあげればいいわ~」
(この時点で順番がすでに逆ですー笑)
(一生懸命残さず食べます)
ママは早速下ごしらえにかかりました
出来るだけバランスよく色々なものを入れようと
一生懸命材料の吟味をします
でもママの独り言をよく聞いているとちょっとおかしいです
「え~っと、サラちゃんにはブロッコリーも入れて、
ヒジキも入れて、卵も入れて
とにかく色々なものを混ぜてあげなくっちゃ!
でもお兄ちゃんはテキト~でいいのよ・・・
どうせ病気なんだし・・・」
なんてブツブツ言いながら、あきらかにお兄ちゃんのお食事は
あたしのより見劣りがするようなものが出来上がりました
(ご飯の後は自分から勝手にハウスに入って静かにひと寝入りします)
「でもさ~、サラちゃんはバランスのいいもの食べないと
身体悪くするもんね!お兄ちゃんはどうせ後でおやつでも
食べさせておけば元気になるし・・・」
なんてうちのママは病人のお兄ちゃんに
無茶苦茶な事を言って自分に言い訳しています
お兄ちゃんもあたしのご飯と自分のを見比べて
「俺のはサラのご飯より粗末かい!」と言って笑ってます
(カメラを向ける私に向かって何か用ですか~?と言ってます)
うちはちょっとおかしな家族の集まりですが、
あたしは毎日皆に可愛がってもらってます
ママも買い物に行っては、
「これ、サラちゃんに~、これもサラちゃんに~♪」
と言っては買い物籠に
あたしのものをポイポイとほり込んでいきます
あたしこんなに愛されて大丈夫でしょうか・・・
あぁ~、誰かこの愛を止めてください~