春の彼岸法要 厳修

　

　こんにちは　　サラの苑　田尻です。

 

桜の花びらが色鮮やかに咲き始める季節、春のお彼岸の時期となりました。

 

明日からの一週間は春のお彼岸です　

 

菩提樹苑、サラの苑にも、お彼岸には毎年たくさんの方がお参りにいらっしゃいます。

 

お爺ちゃん、おばあちゃんが可愛いお孫さんの小さな手を引いて来られたり、

久しぶりに揃った家族でみなさんで来られる方もいらっしゃいます。

 

お墓の前で手を合せ、お参りされている光景はぬくもりのある素晴らしい光景です。

 

　サラの苑では、先日、春の彼岸総供養法要を厳修させていただきました。

 

今回も沢山のご家族様 にご参加いただき本当にありがとうございました。

 

　本来お彼岸とは、私たちが今生きている世界、此岸（しがん）から、迷い苦しみのない世界、

 

彼岸（ひがん）に近づく為の修行の期間です。

 

　　　

 

 

本蔵院住職から、今回は『十界』についてのお話をいただきました。

初めて聞く方も多いでしょう。

 

・地獄界

地下にある牢獄で苦しみが最も重いもの。極苦所ともいい、苦の止む時がない。

・餓鬼界

飲食が得られないために苦の止む時がない。

・畜生界

 本能のままに行動する状態。互いに他を餌食として生存し苦の重いもの。

・修羅界

嫉妬心が強く、「力、武力」をもって物事を進めようとするもの。

・人間界

苦楽半ばにするもの。間的存在。平常心。

・天上界

諸々の「喜び」「楽」を感じる状態にあるが、なお苦を免れ得ないもの。

・声聞界

仏の声（教え）や法を聞いて悟るもの。

・縁覚界

因縁を観じてひとり悟りを楽しむもの。

・菩薩界

他者と共に悟りを得ようとして願を起こし修行しているもの。

・佛界

自らも悟り、また他をも悟らせつつあるもの。

これらの界は、どこかにそのような世界があるのではなく。

生きている私たちの心を指しています。

思い当たる事はございませんか？　

生きている以上私たちの心は、

あっちに行ったりこっちに行ったりと少しも休む時間はありません。

お彼岸は

ご先祖様やペットちゃんの御霊を弔うのはもちろんですが、

日頃の怠りを反省し、自分の行いをもう一度見つめ直し、心を磨く機会でもあります。

 

 

24日までお彼岸は続きますので是非お参りにお越しくださいませ