サロベツでのびのび育てるママの会             ~さろママ・イベント情報・ニュース・活動報告~

北海道は道北、豊富・幌延・稚内市にまたがる広大なサロベツ原野。その広~い空の下でのびのび遊ぶママの会の情報発信です。

自主上映会、無事終了しました!!

2017年04月01日 | 28年度活動報告(学びなど冬の活動)


たくさんの方に応援してもらって、支えてもらった上映会なのに、報告が遅くなってしまってすみません!!
さすがにメンバーもお疲れさんって感じで、のんびり春休みしておりまーす。

『さぁのはらへいこう』、本当に素晴らしい作品の、自主上映会を開催させてもらうことができたことにひとまず感謝(^人^)
人数の問題じゃないけど、全3回の上映会で、来場者は44人、あと家族スタッフ等合わせると、全部で50人弱の人がこの映画と出会うことができました!

当初、こんな感じで、こんくらいの人が来てくれたらいいなーと思い描いていたのはもーっと単純で夢みたいに思ってたけど、現実はもっと厳しく…
ちゃーんと自分の足で歩いて回り、映画を見てほしい思いを伝え…、そういったプロセスが大事なんだな、とやってく中で見えてきました。
もっともっと説明して回りたいところがたくさんあったのだけれど、ちょっと時間が足りなかったな~というのが一番の実感…
それでも、たくさんの理解者があって、ポスターを貼ってくれ、町の保育園・小学校では全世帯にチラシを行き渡らせることができました!!
今回はね、このタイミングでないと私は出来なかった!とも思ってるので、これでよかった!!

本当にやってよかった!

あんまり文章ばかりだとつまらないので、上映会の様子レポートしつつ、見た人の感想から、映画の内容受け取ってください!!
感想は、みんな熱いです。
今回残念ながら見にこられなかったみなさんにも、届くといいなー。

まずは、第一回上映会は、25(土)夜の部。



最初、夜の部はなしで考えていたんだけれど、私の勝手な意向で、夜開催どうしてもしたい!って思って、お手伝いもなし、完全家族運営で行った上映会でした。

でも、やっぱりやってよかった!
稚内からも…お子さん預けて来てくれた人あり、未来の子育てのためにとカップルで来てくれた人もあり…、
何より、普段のイベントにはお仕事で殆ど参加できないというフェルムのみなさんなんか、お店で働いてるママたちみんなで来てくれましたー\(^o^)/


今回、いろんな人に声かけて来てもらったので、なぜ、この映画を見てほしいか、ということをうまく説明することが大事かなーと思って臨んだんだけど、初回まだまだうまく説明できなかった前説。



でもこんな感じで、机があったので、二時間の長丁場、みんなのんびり見てもらえました。



終了後にでも、フィードバックする時間が持てたらいいんだけど、会場の都合で終わったあとの感想もほとんど聞くことができなくて…
でも一人で見に来てくれた一歳児のパパさんは帰ってすぐ、「すごく良かった!嶋崎さんの伝えたいことはわかった!!うちもやっぱり野遊びで育てたいよね」って言ってくれたそう…。
これはすごく嬉しい反応でした。
あと、他のみなさんの感想も、これからゆっくり聞いていきたいと思います。


そして、翌26(日)の午前の部。
こっからは、さろママメンバー四人と私の助っ人、合わせて5人のスタッフで頑張りました!

この回の特徴は、『あかちゃんと見られる!』上映会。

こんなふうに、後ろにキッズスペースを用意して、子ども係も2名バッチリつけました!
ボーダーシャツがスタッフです。



前から見ると、こんな感じでー。
ママ一人で、二人、三人とお子さんを連れてこないといけないうちもあって「見られるかな~」と心配していたママたちもかなり集中して映画を見ることができたと好評でした!



前の方では、こんな感じでー。
あかちゃんも、おもちゃで遊んだりしながら…



「新聞で見たのよー」って来てくれた三人組のおばあちゃんたち…
映画の中の子どもたちが、おしり丸出しで海に入るシーンなど、みんなで笑い転げながら見ていて…
かつての子育てを思い出したのではないでしょうかー。



11時を過ぎるとだんだんお腹のすき始める子どもたち…
みなさん、おにぎりなど持参してくれていて、好きな時間に食べられたので子どもたちご機嫌に過ごせ、ママたちも12時の終了までしっかりと映画を見てもらえました。



この回は、本当に設けてよかった、やってみて良かった!
ママたちから、本当に素晴らしい感想が寄せられましたよー。

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⭐Tさん(1才と4才のママ)
 
子供たちと遊んでもらったり面倒みていただいて映画をほぼ見ることができました󾬄R(1才)は普段家に居ると午前中に寝ることが多いのにあの日はパンも食べご機嫌で一度も泣かずに驚きでした。
映画はRと同じ様な月齢の子たちがあの険しい山を登っていて驚きでした󾬄
お尻で山を降りたりしてて、普段の自分だったらズボンが汚れちゃうから辞めてとか言ってしまいそう(汗)
さえこさんも言ってましたがケンカしてるところは見てられないとゆうか自分があの場にいたら口出ししていたのかなぁと考えさせられました。
仲直りしていて子供たちはすごいなと思いました。
畑で取れた野菜をお母さんたちが料理して美味しそうでした󾠓

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⭐Kさん(5か月男児のママ)

まず全体を通して感じたのは
こどもは、私たち親が想像するよりも
いきる力、成長する力を秘めているんだなーと。

自分で考えさせたり、行動させてみたり、大事だなーとおもいました

なかなか親が生活に余裕がないと
見守る子育てはできないですが

こどもを、なにもできない
小さなあかちゃんとしてではなく、

一人の意志ある人間であることを
忘れず、ちゃんと向き合って見守る子育てをしていきたいと、おもいました。

いきる力のある子にそだってほしいと
強くおもいました。

そのために、自分自身も強くなろうとおもいます♥️

しかし、お外で遊ぶことはとっても大事ですね(^ー^)
汚れる汚れるーー!!
なんておしゃれな服ばかり着せているばあいではありませんな♥️

自主保育おおえんしています!(^ー^
Yも、活発に動き回る頃、お世話になるかもしれません♥️

プリプリのおしりでの海あそびは
めっちゃ癒されちゃいましたね♥️

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↑新米ママさんの素直ーな感想に、こちらが癒されてしまいましたー!!

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⭐Tさん(2歳男児母)

【私が映画を観て感じた事は、子供達が助け合い、時にはケンカをしながら、子供なりの社会を作り、日に日に成長して行く姿を見て、こんなにも自然と力がつくものなのかと感心しました。

印象的だったのが、子供達がケンカをしても仲間外れになっていても大人はただ見守るだけと言う場面があり、私だったらちょっと口を挟みたくなるなと思いながら観てました。
しかし、子供達だけで解決し、また仲良く遊ぶ姿に目が熱くなりました。
2歳過ぎくらいから自我が出て来て、お友達との関わり方に少し悩んでいましたが、改めて見守るってすごく大事な事なんだと思いました。

他にも、山や川で裸足で遊ぶ子がいたりと、驚きました。親としては、危険な物が落ちていないか、怪我をするのではないか心配になりましたが、そんな事はお構い無しに興味津々。

けっこう急な斜面の山道を頑張って登って行く姿や 真っ裸で海辺で遊んでいる姿がとても印象的でした。
沢山遊んで動いた後はお腹も空くし、青空の下で食べるご飯はとても美味しいよねと思いました。

やはり自然の中で遊ぶと体力もつくし、免疫力もつくし、良い事ずくしなので、自然に恵まれた町に住んでいるのだから、これからもっと沢山外で遊ばせたいと思いました。
私自身も運動不足解消になり、健康にも繋がります。
我が子に願う気持ちは、言い出したら切りがない。
大切なのは、その子を信じ、沢山の愛情を注いで、見守る事なんだと思います。】

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隣町から、いつもさろママの活動に参加してくれているTさん↑まさに、さろママの外遊び活動の意義が再確認できたという感想だと思います。

他にも紹介したいのが、たくさーんあるのですが、
みんな共通で感じたことは…

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⭐Oさん(1才、3才、5才のママ)

『山歩きや泥まみれ。そう言った事を目一杯遊ばせた事ないかも!ついつい水溜まりくらいでも濡れちゃうからダメとか汚れちゃうからダメとか言ってるなー』

『子供同士のケンカも…ついついすぐ口出してしまう。普段からちょっとのことで怒ってばかりの私なので少しは子供の事を信じて見守ってもいいのかなと感じました。』

『子供同士助けられたり、助けたりしている場面は小さい時からこう言う事を学んで行くってとっても大事だなと感じました。』

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って感じじゃないですかねー?

とにかく、こういうことが、届いてよかった!!
子育てをしているママたちならではの、自分の子育てと照らし合わせた感想…。
この人たちに一番届けたーい、と思っていたので、この回を設けられたこと、全てに感謝でーす(^人^)

あ、ちなみにこの回には、6組の親子と、小学生のお母さんと、温泉の保健師さん、など、大人12名くらいと子どもが9名、来てくれましたー!!


そして、いよいよラスト、26(日)午後の回。
この回は、広い多目的ホールを用意しました。
広さだけじゃなく…やっぱり照明も音響もバツグンですからねー、映像が綺麗で、やっぱりここでやって良かったー!!って感じでした!
こんな感じで…。


この回は、子連れさんから大人まで、事前予約もないし、どんな方が来ているかはっきりとはわからなかったので難しかったのですが、
私の前説も、3回目となったこの時が一番マシだったと自画自賛。


その日にFacebookでたまたま見つけた新聞記事が、私がこの上映会を通して大人のみなさんと考えたかったテーマにピッタリだったので、開演前にそのまま伝えさせてもらいました。



まさに…この上映会のテーマはこれ!
だったのかなーと。

別の回でもお話しさせてもらったように、昔の子育ては、もっと不便で大変なのが当たり前だった。
今はオムツ1つとったって、使い捨て紙パンツになり、お食事だって洗濯だって全てに手間暇かけていた昔と比べたらお母さんの仕事というのはずーっと楽になっている。
…はずなのに、子育ては何故か大変になっていて、昨年には『ママたちが非常事態』という特番がNHKで2回も放映されました。
その番組でも、結論的に言っていたのが、「昔ながらのコミュニティーが失われたこと」で、子育てが母一人のものになってしまったと。
やっぱり母子密着育児は負担大きいのですよねー。

うちも、大自然の中で子育てできる環境は素晴らしいけれど、一人っ子の核家族…、近くに頼れる人がいなく、孤育ては本当にシンドイです。

だからこそ、かつて当たり前にあった風景が大事。
放課後、ポーンとランドセルを置いて外へ出れば、異年齢の仲間と自由に遊べる、地域の大人に見守られ、悪いことをしたらしっかりと叱られる、そんな子育て環境が欲しいな~と、心底思っています。

この映画に出てくる子どもたちは、年齢こそ小さいけれど、野山をほぼ裸足で駆け巡り、木の実を食べ、友達と自由にケンカをする…
昔は当たり前にあった『余白』の時間を、ちゃんと確保されてる子どもたち、ただそれだけなんですよねー。

うちのパパちゃんも、「そんなに驚くことばかりの映画じゃなかったな」と言っていたし、3回目の上映会に来ていたかつて子育てをした60代くらいのお父さんも「私も娘と山に入ってああやって子育てをしたのを思い出しました」とお話ししてくれました。

でも今はこの輝かしい光景が、その辺に転がってる当たり前のものではない。

ということでこの上映会。

3回目は、保育士さん、子どもの運動遊びの先生などの専門職の方、
それからお子さんをパパに預けて見に来てくれた天塩のママたち、
スタッフの子ども1年生もよーく見てくれていたし、親子で来た4歳のKちゃんも最後までしっかりママの膝で観てくれていました。

前夜にパパ、この日にママが順番で見に来てくれた1才の男の子のママの感想がこちら↓

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あの裸ん坊で浜辺を走っている姿が目に焼き付きました。あんなに子供がかわいいと初めて感じました。今は精神的にも早熟な時代、あの輝かしい姿で遊べるのは今しかないし、自然保育ならでは出きることかもしれません。私はうらやましさともうあの頃には戻れない切なさを噛み締めて見ていました。遊ぶものもけんかもごはんも全てがありのままの自然。幼い頃の感受性は自然から受けとる素晴らしさをこの映画は教えてくれました。

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4歳の娘ちゃんと一緒に見てくれたTさんの感想がこちら。
4月からお仕事に復帰されるTさんが、四年間の育休中、真摯に子どもに向き合ってきたことが伝わってきます。そして、子育ての悩みに終わりはないんだなぁ~と、だからこれからも一緒に悩みながら、みんなで子育てしていきたいな~と、私は思いました!


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上の子を妊娠しているときにテレビでみた森の幼稚園に衝撃を受け、自然の中で外遊びをたくさんしてあげたいそう思っていたのに毎日の家事に追われその時間を作ってあげれず、妹が生まれてからはより外遊びができなくなってしまった。この4月からは仕事を再開するため、明るいうちに外で遊ぶ事がほぼなくなってしまう。自分がやりたかった育児からどんどん離れていくいま、この映画を見るのが怖かったです。それでも、四歳の子と一緒にみることにしました。娘は他の子とうまく遊べない性格なのか保育園に行きたくないと毎朝泣くことに悩んでいたので、きっとこの映画には彼女の子供社会の中で生き抜くヒントがあるのかとすがる思いで…
子供たちの声が心地いいんですね、15分と座っていれないかなと思ったのに、くいいるように2時間みてくれました。途中自分が遊んでいる感覚になったのか、「ほらこっち手を伸ばして!」「棒はあぶないよーっ」と声をかけていました。娘がケラケラ笑っているシーンは私と一緒に経験したことでした。彼女との思い出も重なり胸が熱くなりました。
おしりを出してお友達のお着替えを手伝ってあげるシーンがとくにお気に入りだったみたいで、「あの子自分のおしり出てるのにお友達のズボン履かせてたよねー、おしりがねーケラケラケラ笑」とよく話しますよ。
この映画、子供たちの怒った顔、泣き叫ぶ声、笑い声、罵声、様々な感情が溢れていて、こんな感情溢れる場面に娘をさらしたことは今までありません。そうなる前にストップしてしまう自分がいました。けんかして、叩いて、掴みあって、こんなに感情をぶつけ合ってもケロッと仲直りするたくましさと柔軟さに感動しました。子供にも大人社会の縮図が濃くあるんですね。娘が保育園ではたくさんの感情と戦って頑張っているのだと想像できる様になりました。

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たくさんの方の感想をお伝えしたので、今回、残念ながら都合を合わせることの出来なかったみなさんにも、映画の内容と私たちがお伝えしたかったこと、伝わりましたかねー?

おかげさまで、映画を見た大人の方からは「今後とも、さろママのような活動を応援していきたい!!」と、多くの方に言ってもらえましたよー。


さてさて、今回の上映会は、とにかく、一人の力では決してなし得ないものでした。

まちづくり助成金の応援があって、その繁雑な事務を一手に引き受けてるさろママ副代表の後押しがあって、手伝うよ~と言ってくれたメンバーがいて、観に来てくれた仲間がいて…。

それに、今回はさろママメンバーだけでなく、普段からその活動を応援してくれている多くの方が、いろんな形で支援してくれました。

映画のチケットを置かせていただいたミルクカフェフェルムさん、餅カフェわが家さん、稚内スーパーあいざわさん。
稚内方面を歩いて回ってくれた勇知自然学校・カヤニファーム香織さん。
ブログで紹介していただいたアトリエ華の孝子さん、おかげさまでFMわっぴーにも!!
シェアしてくれたみなさん、当日のお手伝いもしてくれた小林さん、定住支援センターのみなさん、保健センター能登谷さん、チラシを全世帯に配布していただいた豊富町保育園・小学校の先生、ポスター掲示にご協力いただいた教育委員会・社会福祉協議会・マイハートさん、などなど…。

本当に、本当にありがとうございました(^人^)

映画、みんなで見に来てくれたフェルムのみなさんと↓



フェルムのソフトクリームが100円引きで食べられる前売り券の半券の有効期限は4/24までですよー。
もし券を持っている方はぜひ、季節限定ソフトクリームも食べてみてくださいね!



スタッフの子どもたちも、本当に頑張ったね!
当日パパに見てもらおうと思っていたスタッフメンバーも、ほとんどがパパ出張になり(これが現実…(^_^;))お互いに子どもを見合いながらの保育体制作り…
女だけでの会場移動あり…
連続全3回!!言うは易し行うは難し、でしたが、やり遂げた~感も半端なかった!!

お疲れ様~!
で、後日、我らが憩いステーション餅カフェわが家にて打ち上げも…
映画を見に来てくれた池田さんの一五一会の演奏会付きで、ワイワイ癒されましたよー♪





今回のプロモーションで、繋がりが出来た問寒別のおひさま会さんや、下川の子育てサークルかなかなさんとも、今後、何か広がっていく予感もあり…!
また楽しみな新年度を迎えます!!

旧年度内に出そうと考えていたこの報告ブログ、温めすぎていつのまにやら雪が溶け、入園式・入学式、みんな新しい春を迎えてしまいましたが、この上映会を通してみんなの心に残ったものが、フキノトウみたいにパッと開いてぐんぐん延びて、時に傘になり、みんなの成長を見守っていきますように…!





新年度も、さろママをよろしくお願い致します!!


(最後になりますが、今回映画で取り上げられてた“青空自主保育”という形の保育形態に興味の湧いた方、
この春、隣町の勇知で、“野遊び自主保育”始まりますよー!
これも、さろママで参加メンバーいるので、気になる方はお声かけくださいー。)

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