今年最初のサロベツ湿原木道散策会。
いや~お天気に恵まれちゃって、本当に素敵な日になりました!
今年はこれまでにもさまざまな活動をしてきているさろママですが、さろママの一番最初の活動は、昨年5月、ここから始まったのですよ~。
当時1歳になった一人息子を抱え、四六時中1対1で向き合ってる子育てでは困難だな~と痛感していた私と相棒で、「湿原センターはいいよね!車来ないから好きなだけ走れるしー、もっとみんなにも来てほしいよね!!」「そ~だね、花なんて好きじゃなくてもね、家から一歩飛び出したらきっと、ママにも息抜きになるよね~」って。
だから、この日を待っておりました!
ギリギリまで、参加者はいつもわからないのですが…、ふたを開けてみたら、今回は2か月のあかちゃんから、0・1歳のベビーカーも3台、そして歩くのが楽しくなってきた2歳の子どもたちとママ。総勢9組。
初めての方も何組かあり、誰でも歩けるサロベツ湿原ならではの、新鮮なメンバーで、本当に素晴らしいお天気の下、気持ちよく歩くことができました。
まずは、ご挨拶とビンゴの説明を、初回なので少し丁寧にしましたよ。
ビンゴカードには、今日見つけてほしい花の写真や、触ったり、匂いを嗅いだりして楽しめる湿原のポイントが9つ、9マスになって並んでいます。
中でも、今回の子どもたちのミッションは、この季節の湿原のシンボルとも言える、3つの色の大きな花たちを見つけること。
そして、ママたちは、栄養の乏しい湿原ならではの、ごくご~く小さい花希少な花を見つけてもらうことをミッションとしました。
ツルコケモモは、拡大して見れば、カタクリのような形の可愛い花ですが、実際のサイズは背丈はせいぜい5cm、花なんて1cmに満たない小さいものです。でも今年はいっぱい咲いています。
トキソウはこの広い木道の中でスタッフでも3本、私は1本しかまだ見つけられていない花、さてママたちは、私より先に見つけられるでようか~!?
なーんて話をしたあと、張り切ってビンゴカードを首から下げた子どもたちと、いよいよ湿原へGO!GO!です。
この日は適度に風があり、ベビーカーでもひとまず快適そう。
2歳になったばかりの子たちも、ゆっくりママと手をつないで歩き始めました。
最初のデッキのところに、カキツバタの群落があります。
みんなで、観察~
ここまでで、すでにエゾカンゾウとコバイケイソウ、最初の3つが見つけられてしまった人たちは、3マスにシールが貼られました。
もう1列そろってしまうので、普通のゲームなら「ビンゴ!!」と叫ぶところですね~(^o^)
でもこのビンゴでは、全列揃いを目指すので…(笑)
次はママたちのミッションです。
ツルコケモモにトキソウ、あ~あったあった!!
小さ~い!えっどれどれ?ってー。
子どもたちはその間も、大きい花、自分たちで見つけて触ってみたりしていましたー。
今日の2大ミッションが終わり一安心もつかの間、続いては、湿原のいい匂いを嗅いだり、ふわふわの綿毛を触ったり、湿原を身近に感じながら歩くミッションです。
ヤチヤナギという植物の葉を手でこすって匂いを嗅いだり…(良い匂いですよ~)
ワタスゲの綿を触ったりしながら行きます。
ヤチヤナギの葉、いい匂い~!
ワタスゲはだいぶ小さくなっていました。
ところどころ、デッキで休みながら、こ~んな素敵な景色を見ながら歩きましたよー。
どんどん先まで走って行って、ベンチで待ってる2歳児チーム。
ここで、後から二人連れで来てくれたOちゃん家族も加わり、みんなで記念撮影を…!
そうそう、この日は、豊富町子育て支援センターから、我らがシズエ先生も遊びに来てくれたのですよ~。
ママたちには、心強かった~!!
そして後半は、フカフカなミズゴケを触ったりモウセンゴケという食虫植物のベタベタを触ってみたりして湿原を感じながら、それぞれにのんびり歩いていきました。
コバイケイソウも、青い空に浮かぶソフトクリームのよう!
ちゃんと耳をそばだてていた人は、なんと、シマアオジにも会えました!!
全国から、この鳥の写真を撮るためにたくさんの人がこの湿原に訪れているのです~一生懸命ピ~ヒョロリ~と歌っていました!!
子どもにとってのクライマクスは、展望台とその下のオタマジャクシかな~。
みんな真剣に見ています。シャツ握っちゃうのわかります!!(笑)
快晴の利尻を背景に集合写真を…良い記念になりましたね~!
最後の林を抜けたらゴールです。
1歳のお友達はだいぶお腹もすいてきたみたいだけど、みんなよく歩きましたー。
最後にベンチでビンゴカードにシールがいっぱいになったか確認をして…ちびっこには、手作りおやつのプレゼント。
ママたちも、ダジャレクイズに答えてお菓子をもらいました~(笑)
「いつも、肝臓の調子がええぞう、ええぞうと言っている花は?」わかりますよねー。うふふ(^w^)
毎日たくさ~んあるように見えて一日花であるエゾカンゾウ、今日会えた花には今日でなければ出会えなかったのだと思うと、愛おしくなりますよね~。
湿原の花は、本当に寿命が短い。
1~2週間もすれば、盛りは過ぎて、ちゃんと次の花に舞台を明け渡す。
6月の花がピークを過ぎたサロベツ湿原では、もう7月の花々がしっかり準備を整え、出番を待っています。
今回初めて湿原に足を運んでみたという親子ちゃんたちも、まだ来たことない人も、また晴れた日にはぜひ足を運んで、毎日違う湿原歩きを、のんびりと…楽しんでもらえたらな~と思います。
湿原センターは、あかちゃんに優しい施設です。
さてと、来月は、幌延のビジターセンターの木道へみんなで行ってみたいと思います。
高~い展望台があったり、沼に隣接していたり…サロベツ湿原センターとは違った木道散策をしてみませんか~?
もちろんフィールドビンゴもありますが、なんともスペシャルなガイド付き!!
子どもの遊びの達人でもあり、幌延の自然の守り神でもある稲垣順子さんに案内していただきます。
詳細はまた後日…!!
7月も、よろしくお願いしまーす!
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