フリーランスのライターになって10数年、
さまざまな出版社や編プロの仕事をしてきました。
媒体は雑誌や単行本ですが、こういう仕事は原稿を書き、
媒体に掲載されるか本が出版されてからギャランティが支払われます
単行本の場合、まれに仕事が発生したその月から分割で払ってくれるという
良心的な会社もありましたが、ほとんどは掲載後になります。
これが問題なのです。
執筆を依頼する会社とフリーランスの人間が契約書を交わすことは
ほとんどありません。まあ、たまに単行本のときに契約書を交わしてくれる会社も
ありますが、珍しいことです。そのくらいみんな口約束で仕事をするのです。
私のBFは経営コンサルタントなので、こういう仕事の仕方に非常に驚いていますが
我々の業界では常識の範囲かもしれません。
そのためギャラの未払いで泣き寝入りということも少なくありません。
ああ、これまで幾多の詐欺会社に騙されたことか・・・
トータルで500万円はくだりません(´・ω・`)
スピードが優先される業界ですから、仕事の依頼がきたときに
いちいち「契約書を・・・」などと言っていては「じゃあ、いらん!」と
言われかねません。ただでさえ閑古鳥の業界なので、舞い込む仕事は
できるだけ大事にしたいのがフリーという身。
そういう必死な気持ちにつけ込むのがブラックな編プロ。
あるんだよなあ・・・これが。
ブラックはどこにでも潜んでいます。
たとえ扱っているのが名のある雑誌だからといって安心してはいけません。
私はこれに何度も騙されました←つまりバカですww
雑誌社はきちんと稿料を編プロに払うのですが、
その下請けである私たちのところにこないことがあるわけです。
会社の運営費に回してギャラの支払いを後にするんですね。
まともな人なら外部スタッフに払うのを先決にしますが、
ブラック会社を運営するような輩にはそういう良心がないのです。
(分かっているんですけどねえ・・)
そのうち、会社が完全に回らなくなり、自動的に潰れ、
そしてまた別の名前で会社をつくる。←実際にいた。
そういう社長とかは同じことを繰り返すのである意味マークされているのですが
そこがこの業界の怖いところで・・・
ライターという名を持ち仕事を探している人種は山ほどいるので
何度、詐欺まがいのことをしてもまた別のライターをターゲットに
繰り返すことが可能なわけです。
知人が少額訴訟に訴えましたが、会社の通帳が0円だと、支払い義務を
生じさせることができないってことになるようで・・←法律に詳しくないので
あやふやですが、知人は泣き寝入りでした。
だから新人ライターさんたちは、
「編プロという名のブラック企業に気ぃつけなはれや!!」
私が遭った、もう笑うしかないような言い訳や、クソ会社の手口については
また今度(笑)