ノグチサトキ

名もなきギタリストの物語

女人禁制ほんとの意味

2018-04-08 | 日々徒然

どこかのえらいさんが、土俵の上、挨拶の最中に倒れ、

駆けつけた女性看護師さんが心臓マッサージを施してたところに、

「女性は、土俵から降りてください。」との場内アナウンス・・・。

 

いわゆる女人禁制。

 

後刻、相撲協会理事長は、不適切な対応だったと、

謝罪コメントを発したものの、

では、今回の一連、問題の本質は何か? 

時代錯誤甚だしい、女性蔑視であるのか?

 

さて、以前にも、どこかで述べたことありますが、

そもそも、相撲は、五穀豊穣、子孫繁栄を望む神事に始まります。

 

丸くこんもりした土俵は、すなわち、女性のおなかそのもの。

つまり、おなかの中(子宮内)にて、競い合う(受精)、

強い子が生まれるということの象徴であり、

また、女性の中に入るのが男性だからこそ、その意味があるのです。

 

色んな見方捉え方ありますが、

もともとの意味は、決して、女性蔑視ではないと個人的には思ってます。

 

それを踏まえて、今回の一連を考えれば、

緊急時、それも命に危険がある状況でのあのアナウンスは、やはり、不適切、

むしろ、その方が、命、自然を尊む神聖な場所を汚した、

とさえ言えるのではなかろうか。

 

言ったのは、若い行司らしいが、独断か、はたまた、誰の指示か解らぬものの、

命を軽んじた責任は、当人のみならず、当日の関係者はおろか、業界全体の問題だし、

今の相撲協会を象徴しているようにも思えます。

 

それこそ、ふんどし締め直すとは、正にこのこと。

歴史と伝統ある業界の益々の発展と期待を込めて、

あえて延べさせてもらいました。

 

追伸 

ついでを言えば、女人禁制の山というのもありますが、

これまた同じく、山そのものが、女性のおなかの象徴。

 

日本の伝統、それはそれ、引き続き大事にしていけばいいかと思ってます。

女人禁制。当然、あくまで平常時、儀式においてのお話しというこで。 


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