土曜のこと、いつもの如く、図書館に行った際、
ふと、目に入った本の一章。
著者は、スポーツドクターの辻 秀一さん。
スポーツに於けるメンタルサポートの観点から、
演奏家とのQ&A方式で書かれておりました。
その中で特に、興味深く思えた一項を
メモ代わりに記すこととします。
「音楽は、人前でしか存在しません。
人前でないのは、音楽とは言わないのです。
それは音楽の定義です。
音楽は人に聴いてもらうということが、そもそものはじまりだからです。
モーツァルトはうまく弾いてもらうために作曲したのではなく、
その曲を聴いてもらうために作ったのです。
うまく演奏しようとか、間違えずに歌おうというのが音楽ではなく、
聴いてもらうのが大前提です。」
(後略)
以上です。
案外、根本的なこと程、
あらためて考えると言葉にならないものですし、
分野の違うところというのも客観性があって、
とても参考になりました。