ノグチサトキ

名もなきギタリストの物語

アイデンティティ

2013-01-09 | 日々徒然

<コンプレックス>

性別、年齢、容姿、門地、国籍、職業、趣味、嗜好・・・、

人を司る要素は、色々あるけれども、

時に性別が、時に年齢が、時に・・・。

顕れたそれが、あたかも全てであるが如く、

悩み、嘆くことがあったとしても、逆に、優越であったとしても、

それは、単なる一部分でしかない。

その拘りをcomplexという。

 

<魂>

三つ子の魂、百まで。

三十を越えようが、四十になろうが、鳶が鷹になることはない。

“諦”という字には、サトルという意味もある。

 

<個性>

我の強さは、偏りであってクセでしかないし、

単なるアクに過ぎない。

「本当の個性というものは、クセもアクも全部取って、

取って取って取り尽くして、最後に残ったモノを言う。」

と、生前に河合隼雄さんは言っていた。

 

<能>

芸事に感情表現というのがあるが、

伝統芸能のお能は、徹底的に“型”を学び、むしろ、

感情移入はしないと聞いたことがある。

座禅とか瞑想、無我の境地に近いのだと思う。

表面ではなく、本質に迫るということなのだろう。


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