ノグチサトキ

名もなきギタリストの物語

歌詞について

2014-02-26 | 日々徒然

曲づくりの真似ごとは、

何となく弾いてるギターからリフが出てきたり、

ふとメロディが思いついたりして作るのだけれど、

ついでに歌詞をつけようと思うと、これが中々、難しい。

・・・

正直言って、適当な言葉並べて、

それっぽい感じに仕上げるなら、その辺の人よりは、よく出来る自信はあるんだけれど、

それこそ上っ面だけで、実際のところ何も伝わらないだろうし、

そもそも、そんなものを書きたいとは思わない。

かと言って、今の私の現状、例えば、小遣いが足りないとか、

はたまた、何の変哲もないうだつの上がらぬサラリーマンの日常を書いたところで、

歌として何の意味も見いだせないし、それも、聞き手の琴線に触れるはずもない。

それに、ろくな経験もないのに、悟すような事を書いたところで、

説得力のかけらもなく、

結局のところ、歌詞になるような要素が何もないというところに行き当たって、

いつも書かず仕舞いに終わってしまう。

・・・

そんな風なことを考え、今まで、歌詞が書けなかったのだが、

いや、あえて書かなかったのだが、ある日、ふと、

それは、実際、自分が歌うことを前提にしていないからだということに気付いた。

はなっから自分で歌う気がないのだから、心底伝えようと湧き出るものはないのは、

当然と言えば当然のことかもしれない。

・・・

歌詞というのは、歌いたいとか、或いは声で伝えたいと心底思わない限り、

中々、出てこないものであろうと思う、今日この頃。



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